
2026年1月20日、『U-23アジア杯』準決勝の韓国戦で、先制ゴールを決め喜ぶ小泉佳絃(写真・共同通信)
23歳以下のアジア王者を決める『AFC U-23アジアカップ サウジアラビア2026』は1月20日に準決勝がおこなわれ、日本は韓国代表を1-0で下し、決勝進出を果たした。
今大会、日本代表はとある思惑を持ち、大会に臨んでいたという。
「日本は、2028年に開催されるロサンゼルス五輪の出場を目指す選手たちで構成された代表なので、じつはU-21のメンバーで参加していたのです。ロサンゼルス五輪におけるサッカーのアジア枠は、前回のパリ五輪の『3.5』から『2』へと減ってしまうので、非常に厳しい予選となります。そのため、少しでも実戦の場を設けたい。だからこそ、“年上”の大会に、彼らを派遣したわけです。この年代での2歳差は大きいので、苦戦することは予想されていました。
しかし、予選ラウンドから3試合で得点10、失点0と、この時点で『今大会で最高のチームは、2歳若い日本だ』との評価を受けるほどの完成度でした」(サッカーライター)
その一方、韓国代表には別の目的を持って、プレイしていたという。
「今年9月に愛知県でおこなわれるアジア大会の“前哨戦”として重きを置いていたのです。なぜなら韓国ではアジア大会に優勝すると、国民の義務である兵役が免除されるからです。ところが、平均年齢が約2歳も違う日本に負けたことで、韓国内では非常に重く受け止められています。過激なメディアからは『韓国は永遠に日本に勝てない』と指摘されているそうです」(同前)
韓国代表にとって、ロサンゼルス五輪での勝利ももちろん期待されている。
「2023年10月におこなわれたアジア大会で、韓国代表は優勝するために海外組ばかりか、オーバーエイジ枠の3人まで招集したのです。日本代表は今回のアジアカップ同様、パリ五輪を目指すメンバーを集め代表チームを組みました。結果は決勝で日本が先制するも2-1で逆転勝利。パリ・サンジェルマン所属のイ・カンインらは徴兵を免除されました。
ところが、パリ五輪はどうなったかというと、韓国は準々決勝でインドネシアに敗戦。1988年ソウル大会から9大会続いていた五輪出場が途切れてしまったのです。原因は複数ありますが、パリ五輪よりもアジア大会優勝にフォーカスしていたことも敗因の1つでしょう。今年のアジア大会で優勝したとしても、ロサンゼルス五輪に出場できなければ、また批判を受ける可能性が高い。パリ五輪の二の舞にならなければいいですが……」
アジアカップ連覇を目指す日本の相手は、U-23ベトナム代表を1-0で下したU-23中国代表となっている。1月24日に決勝の笛が鳴る。
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