
レイチェル・キング騎手(写真・共同通信)
1月22日、JRAがレイチェル・キング騎手に、1月24日から2月23日までの短期騎手免許を交付すると発表した。
キング騎手は英国生まれの35歳。オーストラリアを拠点に活躍し、2024年にJRAの短期免許を取得。AJC杯をチャックネイトで勝ち、JRA重賞を初制覇した。2025年も短期免許で来日し、GIフェブラリ―Sをコスタノヴァで制した。これは、史上初の女性騎手によるJRA平地GI制覇だった。同年夏にも来日し、2週連続で重賞制覇。これまでJRAでは通算45勝をあげ、重賞は6勝。その勝負強さから、競馬ファンからは「キング姐さん」「キングネキ」と呼ばれている。
そんな頼れるキング騎手をデータで分析、馬券対策を探っていきたい。
JRAでは、これまで通算345戦に騎乗(45-32-33-235)。勝率は13.0%、複勝率は31.9%。単勝回収値は86円だ。
芝・ダート別では、
・芝(26-20-19-114)勝率14.5% 複勝率36.3% 単勝回収値106円
・ダート(19-12-14-121)勝率11.4% 複勝率27.1% 単勝回収値66円
と、芝の成績のほうがいい。芝のレースでキング騎手の単勝を買い続ければ、プラスになる計算だ。キング騎手を狙うなら、「ダートよりも芝」が基本。芝コースで相性がいいのは、東京の1600m。勝率20%で、単勝回収値は288円となっている。
ダートでは中山の1200mで6勝、勝率19.4%。1800mでは5勝、複勝率34.2%、単勝回収値は131円と相性がいい。東京のダートは、1400mが21戦して1勝のみ。フェブラリ―Sを勝った1600mでも29戦して3勝、勝率10.3%、単勝回収値は42円と、いずれも狙いづらい。ダートで狙うなら、馬場状態が渋ったときだ。ダートの良馬場では9勝、勝率8.0%、複勝率23.0%だが、稍重・重・不良では10勝し勝率は18.9%、複勝率は35.8%に跳ね上がる。
キング騎手が「頼れる」と言われるのは、騎乗馬が1番人気のときの成績をみればよくわかる。
・(19-8-5-10)勝率45.2% 複勝率64.3% 単勝回収値117円
と、まさに「キングネキ」と呼びたくなる信頼度だ。参考までに、ルメール騎手の2025年の1番人気の成績は
・(96-61-31-71)勝率37.1% 複勝率60.6% 単勝回収値73円
いずれもキング騎手の数字が上回っている。信頼度はルメール以上なのだ。
また、なんといっても光るのが、特別戦・重賞での勝負強さだ。
・特別戦(21-10-15-78)勝率16.9% 複勝率37.1% 単勝回収値143円
・重賞(6-0-1-17)勝率25.0% 複勝率29.2% 単勝回収値457円
キング騎手の重賞6勝は、2024年AJC杯 チャックネイト(3番人気 単勝6.5倍)、2024年東京新聞杯 サクラトゥジュール(7番人気 単勝33.8倍)、2025年京都金杯 サクラトゥジュール(6番人気 単勝12.0倍)、2025年フェブラリーS コスタノヴァ(2番人気 単勝4.3倍)、2025年函館2歳S エイシンディード(9番人気 単勝48.7倍)、2025年関屋記念 カナテープ(1番人気 単勝4.4倍)で、1番人気での勝利は1度だけ。大一番での勝負強さがわかる。しかも、女性騎手の特典である負担の減量制度は、短期免許のキング騎手には適用されず、それでこれだけの好成績を収めているのだから驚きだ。
今回の来日でも大活躍が期待されるキング騎手。1月24・25日は中山競馬場で騎乗し、25日のAJC杯ではチャックネイトとコンビを組む予定となっている。
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