ダルビッシュ有
3月におこなわれる第6回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。1月26日、井端弘和監督より出場する侍ジャパンの10選手が発表された。これで2025年12月に発表された8選手、2026年1月16日に発表された11選手と合わせ、30選手中29選手が確定したことになる。注目のMLB組は史上最多。大谷翔平と山本由伸(ともにドジャース)、前回大会直前に脇腹を痛め辞退した鈴木誠也(カブス)らMLB組は、オリオールズをFAとなっている菅野智之ら8選手が集結する。
X上ではメンバーへの賛辞が寄せられるなか、一方で“最後の1枠”に注目が集まっている。
《吉田正尚選手が最有力って言われてるけど》
《楽天から1人も選出されてないのガッカリ》
《最後の1人は、中野、菊池、山田あたりかな?》
《松山くんとはいかないのですかね》
このように予想合戦の模様を呈している。
「前回大会も選ばれた吉田正尚(レッドソックス)、今永昇太(カブス)に加え、千賀滉大(メッツ)と、やはりMLB組は筆頭候補でしょうね。なかでも、前回大会の準決勝・メキシコ戦で、起死回生の同点3ランを放った吉田の勝負強いバッティングを待望する声は多いのです。ただ、3人ともチームにおける立場は微妙で、レギュラーやローテーション入りをアピールするためには、WBCに出場している場合ではない、と言われていることも事実なんです。
また、短期決戦ではより投手の存在が重要となってきますので、国内では松山晋也(中日)、杉山一樹(ソフトバンク)と両リーグのセーブ王の選出されていないのもおかしな話です。球団別で言えば、現状楽天だけが12球団で唯一派遣選手が0人となっていますので、1人くらいは選ばれるかもしれません。そのなかで有力なのは、2024年11月におこなわれたプレミア12の準優勝に大きく貢献した藤平尚真投手。また、周囲をヒヤヒヤさせる言動には問題がありますが、現在5年連続でゴールデングラブ賞を受賞している辰己涼介外野手らが候補に入ってくるのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
これまでWBCは6回の歴史があるが、優勝回数は日本が3回、アメリカ1回、ドミニカ1回となっている。“野球大国”を自負するアメリカとしては許せない結果といえる。だからこそ、今大会に臨むアメリカは本気だという。
「これまでのアメリカ代表と今回で、大きく変えてきたのは投手陣の構成ですね。昨季の両リーグのサイ・ヤング賞投手であるタリク・スクーバル(タイガース)とポール・スキーンズ(パイレーツ)が揃って出場するほか、中継ぎ、抑えにもスーパースターを揃えています。さらに驚かされたのが、昨シーズンをもって引退したクレイトン・カーショウ投手が代表入りしたことです。現状を考えれば、投手としての戦力というより、“まとめ役”としての役割を買われたことは間違いありません。周りを見ればスーパースターばかりですが、誰よりも実績を残しているカーショウならば、まさに適役と言えます。
日本にも同じような投手がいます。トミー・ジョン手術をして今季は全休となるダルビッシュ有です。前回大会では自分の調整よりも若手へのアドバイスなど優先するなど、目に見えない貢献で優勝に導いています。いるだけで精神的支柱になれますし、指導という面での貢献度は、ハッキリ言ってベテランのコーチを凌駕するほどです。大事な枠を一つ削ってでも、彼を“カーショウ枠”で入れることは、大きな意味があると思いますね」(現地記者)
残り一人は、2月6日に発表予定となっている。
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