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安青錦、白鵬以来20年ぶりの「新大関優勝」期待かかる3月場所の“綱取り”…礼節重んじる人間性でファンの心を鷲掴み

スポーツ 記事投稿日:2026.01.27 20:00 最終更新日:2026.01.27 20:51

安青錦、白鵬以来20年ぶりの「新大関優勝」期待かかる3月場所の“綱取り”…礼節重んじる人間性でファンの心を鷲掴み

3代目・若乃花の相撲を研究しているという安青錦(写真・梅基展央)

 

 1月25日、大相撲初場所の千秋楽がおこなわれ、新大関安青錦(安治川)が優勝決定戦で前頭四枚目の熱海富士(伊勢ヶ濱)を首投げで退け、2場所連続2回めの優勝を果たした。

 

「安青錦と熱海富士はともに本割で勝ち、成績は12勝3敗。優勝決定戦では、187cm、195kgと体格に勝る熱海富士が立ち合いから攻勢に出て一気に押し込む。だが、安青錦もまわしを取り土俵際で踏ん張る。そして起死回生の首投げが決まり、優勝が決まりました。

 

 新大関場所での優勝は、2006年5月場所の白鵬以来。さらに新関脇の先場所と、新大関の今場所で連続優勝を果たしたのは、1937年1月場所で“昭和の大横綱”双葉山以来89年ぶりの快挙でもありました。春場所に優勝すれば横綱昇進は確実。となれば双葉山、照国と並ぶ、史上最速の大関2場所通過となります」(スポーツ紙デスク)

 

 優勝決定戦後、表彰式の前に君が代の斉唱をおこなうのが慣例であるが、安青錦が口ずさんでいたことも話題となった。

 

「千秋楽から一夜明けた1月26日、優勝会見に臨んだ安青錦は、『(君が代を)ちょっと練習しましたけど、まだ完璧じゃないと思うので』と、歌っていたことを認めました。練習方法については『YouTubeなどで勉強しました。日本で生活する上では、知っていた方がいいなと思って』と、何事にも研究熱心な彼の性格が出る回答でした。

 

 ウクライナ出身の安青錦は、初土俵からまだ15場所。日本に対するリスペクトが感じられる行動に、中継を見ていた相撲ファンから驚きの声が多数投稿されました」(同前)

 

 安青錦の行動で観衆が感心させられたのは、これだけではなかった。それは優勝インタビューが始まるときだった。アナウンサーから「おめでとうございます」と声をかけられると、「ありがとうございます」と返答。さらに一礼するが、それは四方に向けておこなわれたのだ。これには日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の大島理森(ただもり)委員長も注目。「優勝の暁に四方に対してきちっと礼をした姿を見て、審議委員の皆様方が一堂に大相撲の品格というものを表してくれた」と振る舞いを称賛した。

 

「四方への礼は今回の優勝で注目されていますが、じつは初優勝を遂げた2025年の九州場所のときも同じことをしているんです。そのころから礼節をしっかり心得ていたわけです。今場所での振る舞いにNHKでテレビ解説を務めていた舞の海氏も『優勝インタビューを聞いてても受け答えの中に謙虚さを感じますよね。この人は実は日本人なんじゃないかとそういう雰囲気ありますね』と絶賛したほどです。また、2度の優勝はいずれも優勝決定戦を制してのもの。大舞台で動じないメンタルの強さも本物です」(スポーツ紙記者)

 

 じつは本誌で、初場所前に安治川親方と安青錦が“師弟対談”をとりおこなった。そこで「自由時間は何をしている?」と問いかけられた安青錦は、「何もしていないですよ。スマホでYouTube見たりするくらい。ほかのものを観ていても、ついつい相撲の動画を観てしまいます」と回答。すると、安治川親方は「とにかく相撲が好きなんだな。自分が21歳のときは何をしていたか……。ああ、部屋にいる時間より、飲み屋にいる時間のほうが長かったかな(笑)」と感心しきりだった。

 

 春場所の“綱取り”成功なるか──。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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