
野球日本代表「侍ジャパン」に合流した大谷翔平
3月5日開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)まで1カ月あまりとなったいま、各国の陣容がそろいつつある。「日本からの王座奪回」を合言葉に、米国代表やドミニカ代表は、投打ともに過去最高のメンバーを集めた。
「ほかにも中南米の強国は、要所にバリバリのメジャーリーガーを配置し、どこが覇権を奪い返してもおかしくない、レベルの高い大会になりそうです。
日本も、これまた過去最高となるメジャーリーガー8人をそろえ、迎え撃つに十分なメンバーです」(スポーツ紙記者)
なかでも注目されるのは、ロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平の起用法だ。はたして投打二刀流の出場がなるのか。それによって連覇の可能性は大きく変動することは間違いない。
そんななか、大谷が注目の発言をおこなったのは、1月31日(日本時間2月1日)のことだった。ドジャー・スタジアムでおこなわれたファンイベントに参加した大谷は、終了後に記者に対応。その際、「WBCで投げるかはちょっとまだ、わかりません。最後の最後まで調整次第というか、体の状態を見て、になるんじゃないかなと思います。ただ、出ることは決まっているし、DHとしてまず準備したい」と、WBCでの二刀流については、含みを持たせた発言に留めた。
「とはいえ、前回大会の決勝で、日本を優勝に導いた投手・大谷の快投はみんな覚えています。やはり、どんな短くてもいいから『二刀流を見たい』というのが多くのファンの本音でしょう。大谷も“匂わせる”だけにとどめていますね」(同前)
ところが、大谷の慎重な発言は、それからわずか1時間後にデーブ・ロバーツ監督によってひっくり返されることとなった。大谷と同じイベントに出席していたロバーツ監督は、WBCでの二刀流について聞かれると、
「彼はWBCでは投げない。昨年、自分が何をしたのか、どんな過程を経たのかを理解したうえで、2026年に向けて、どのように準備するのがベストかを考えた結果だと思うし、正しい判断だと感じる」
と語った。さらに、登板しないことを決めたのは、「間違いなく、彼自身の判断だった」とつけ加えることを忘れなかった。
「WBCで『投げない』『体の状態を見て』と、同じチームにいながらこれだけ発言が違うのは、置かれている立場にあります。ロバーツ監督にしてみれば、大谷を預かっている立場ですし、主眼はあくまでもシーズンと、その後のポストシーズンです。そこに向けての調整が最優先ですから、投げてほしくない。しかも、投手・大谷としては昨季はリハビリのシーズンであり、今季が復帰1年めの重要な年ととらえています。それは慎重にもなりますよ。
一方、大谷もド軍やロバーツ監督の考えは理解しているはずです。ただ、日本の期待も十分すぎるほど感じているので、慎重な意見に終始するのです。最後はド軍が二刀流の可否を決定するでしょう」(現地記者)
X上では《投手フル回転は無理だよなぁ》と、ロバーツ監督の見解に理解を示す意見がある一方で、
《選手を守るためなんだろうけど選手からでなくこの人発信で、あれはしないこれはしないと言われることに個人的には抵抗感があるのよなぁ。》
《(1000億円も)もう1年で取り返して、さらにお釣りが来とるやんけ》
と、手厳しい意見も多い。
「ファンによって、WBCという“晴れの舞台”を応援するタイプと、MLBという“本場の長期戦”に期待するタイプで別れていますからね。そもそも、いまだに二刀流ではなく『バッティングに集中してほしい』というファンもいるわけですから、意見は別れますよ。いずれにせよ、ロバーツ監督の意向ではなく、大谷本人の意思で決めてほしいという人が多いのではないでしょうか」
はたして、世界最高の野球選手は何を選ぶのだろうかーー。
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