スノーボード代表・三木つばきと、彼女の12歳当時
2月6日(日本時間)にイタリアで開幕したミラノ・コルティナ五輪では、さっそく熱戦が繰り広げられている。スポーツジャ―ナリストの折山淑美氏に今後のメダルの行方を聞いた。まずは、注目のフィギュアスケートから。
「女子は坂本花織、米のアリサ・リュウとアンバー・グレン、『中立選手』として出場する露のアデリア・ペトロシャンの4人のメダル争いになるでしょう。中井亜美はトリプルアクセルを持っているので、本番でいかに出せるか次第です」
次に期待できるのがスピードスケートだ。
「髙木美帆は1500mはW杯の種目別で5季連続総合優勝を果たし、最大のライバル、オランダのヨーイ・ベーネが代表漏れとなり、金に近づいていると思います」
では、日の丸アスリートたちの原点や知られざる素顔を、両親らの証言とともにさらに掘り下げよう。ともに初出場でメダルに挑むフリースタイルスキーモーグルの藤木豪心、日菜きょうだい。父の巌さんはこう話す。
「豪心がモーグルに本格的に取り組むようになったのは、小学生のときの大会で、自分より上手な子がいたからなんです。とにかく負けず嫌いで練習を怠らず、弱音を吐いたことはありませんでした。ところが、北京五輪に出場できず、就職活動をして会社に入ったとき、初めて『もうやめようかな』と。それでも有給休暇を使って大会に出て、今回の結果に繋がったんです」
意外なのが妹の日菜だ。
「もともとセンスがあって、小学6年生のときには大会で優勝する実力でした。それでもあんまりやる気がなくて、競技を本気で始めたのは中学に入ってから。ただ、僕はスイッチが入ったら、娘は絶対に五輪に行けると思っていたんです。本人はずっと『スキーは大学4年まで』と言っていましたが、なんとかやめさせずにすみました(笑)」
女子アイスホッケーの「スマイルジャパン」に16歳で代表入りした小平梅花は、栃木日光アイスバックスOBの小平憲彦さんの娘だ。
「娘にはアイスホッケーはやらせたくなかったんですが、兄2人、弟1人のなかで育ち、本人が『どうしてもやりたい』と言うんです。ひとつ上の兄との1対1の練習で負けると、殴りかかって行くぐらい負けん気が強かった。でも、ふだんはシャイで、今もそっけないものですよ。家族LINEで繋がっていますが、『ミラノの家族チケットは何枚必要? 情報ください』とか、ひと言ふた言(笑)。NHL選手に会えるのは、とても楽しみにしているみたいですけどね」
2大会連続出場となる山下栞の母・真樹子さんは「北京では無観客だったので、どんな雰囲気なのか楽しみです。そのなかで頑張る本人を、見守りたいと思っています」
スノーボード女子パラレル大回転の三木つばきの父・浩二さんも背中を押す。
「スノーボード以外は運動が苦手で、身体的に優れている部分は見受けられませんでした。でも、どんなときでも “滑ることが大好き” というブレない情熱があります。ひとつひとつの実績や経験の重さが、ときには本人を苦しめているようですが、大きく考えれば、生きていたら多かれ少なかれ誰にでも起こる成長過程のひとつでしょう。いつでも、フルアタックで行けよ!」
日本選手団の成長は続く。
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