
2026年2月6日(イタリア時間)、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの開会式で入場行進するイスラエル選手団(写真・代表撮影)
2月6日(イタリア時間)、ミラノのサンシーロスタジアムでミラノ・コルティナ冬季オリンピックの開会式がおこなわれた。
「史上初となる、ミラノ、コルティナ、プレダッツォ、リヴィーニョ、4つの会場での同時開催となりました。大会には92カ国から約3000人の選手が参加します。
開会式では、イタリアの歴史、芸術、文化の『ハーモニー』をテーマにした華やかな演出が用意されていました。オペラの巨匠・ヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニの被り物を着けた演者がダンスをしたり、世界の歌姫のマライア・キャリーが登場して歌唱したりと大いに盛り上がりました。
観客には入場時にライトが手渡されていたため、会場の演出に合わせてライトが点滅。数万人が集った会場全体が赤や青に染まっていました」(現地記者)
開会式中盤となると、オリンピック発祥のギリシャを先頭に各国の選手団が、それぞれの会場に入場した。
「アルファベット順に各国が入場し、日本の選手たちは34番めに登場。日本での表記は『JAPAN』ですが、イタリアでは『Giappone』と表記されるので、少し早い入場となりました。ミラノではスピードスケート男子の森重航選手、リヴィーニョではスノーボード女子ハーフパイプの冨田せな選手が旗手をつとめました。
特筆すべきはウクライナ選手団で、会場から温かい声援が送られました。また、隣国のフランスやドイツなどの選手団には、観戦者が多いためか盛大な拍手。もちろん、開催国となるイタリア選手団への声援は会場が割れんばかりに響き渡りました。しかも、イタリア代表だけ手の込んだ派手な演奏があり特別扱いでしたね(笑)」(同前)
選手団入場も佳境のなか、祝祭ムードを一変させる一幕があった。イスラエル選手団の入場が告げられると、スタジアムの各所から激しいブーイングが沸き起こったのだ。そのあまりの大きさに、イスラエルの入場中にもかかわらず、次の国の入場が始まったほどだった。
「イスラエルはパレスチナ自治区のガザ侵攻の残酷さから、多くのヨーロッパ人が不快感を抱いています。イスラエルの観光客が逆風を察知して旅行先を欧州から日本などへ変更する動きもあると聞きます。イスラエルの入場でこうしたブーイングが巻き起こるのは異常事態ですが、仕方のないことかもしれません」(現地記者)
本誌記者の隣で終始スマホをいじっていたイタリア人記者は、イスラエルの入場時だけ、俄かにスマホで動画撮影を始めた。撮り終えると、すぐに絵文字と文章とともに、SNSに動画を投稿していた。
開会式の終盤には、国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コべントリー会長が、「皆さんを通して、私たちは自分たちの最高の姿を見ることができます。皆さんは、私たちが勇気を持てること、思いやりを持てること、どれだけ倒れても立ち上がれることを思い出させてくれます」とスピーチをして、セレモニーに花を添えた。
18日間の選手たちの戦いの火蓋が切って落とされた──。
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