中国の五輪選手団(写真・共同通信)
終盤に差し掛かったミラノ・コルティナ五輪。今大会では“ある国”に注目が集まっている。
「中国の“凋落”ですね。開幕から12日間も、金メダルの獲得が“ゼロ”だったんですよ。
そもそも記録上、中国が五輪に参加したのは1952年のヘルシンキ五輪から。本格的に参加したのは冬季が1980年のレークプラシッド五輪、夏季が1984年にロサンゼルス五輪となっています。以後、中国選手団はどの五輪でも実力の高さを示し、金メダル争いでもつねに世界の強豪と争ってきました。その“金メダル量産国”が今大会に限っては大苦戦しているんです。
4年前の北京五輪では自国開催もあって金9、銀4、銅2を獲得しているだけに、いかに今回の五輪で低迷しているのかがわかります」
こうした“異常事態”は中国国内でも大きな話題となっているという。
「なかにはあきらめムードのような報道をしているメディアもあるようです。中国メディアは他国のことは褒めません。とくに日本に関しては手厳しいのですが、今回は自虐的ともいえる報道も見受けられます。中国メディアの『新浪体育』は『ミラノ・コルティナ冬季五輪で最強のアジアチーム誕生!中国はいまだに金メダル0』と題した記事を掲載し、日本を称えたほどですからね。
また、選手育成法にも疑問が呈されていて、五輪終了後には国を挙げての議論に発展する勢いです」(スポーツライター)
競技での好成績が取り上げられることが極端に少なくなっている今大会の中国だが、変わって注目されているのが、“マナー違反”となっている。
まず男子スピードスケート1000mで、優勝候補のユップ・ベンネマルス(オランダ)と廉子文(中国)が走行を変える際に接触。アウトからインに変更するベンネマルスに優先権がある状況下だったため廉が失格と判定された。レース後、ベンネルマンスが廉に詰め寄り一触即発に。廉は一応は謝ったが、取材エリアで中国メディアを前にすると態度を一変。ベンネマルスに対し、
「多くの観客が見ている前で、あんなに感情を爆発させる必要はなかったと思う」と話すと、続けて「審判は失格を宣告したが、なぜなのか理解ができなかった。私は明らかに彼よりも前を滑っていた」とまるで反省なしの態度を見せ大炎上した。
「さらに、ショートトラック女子1000m決勝のレース中盤では、今大会を含め計13個のメダルを獲得してるアリアンナ・フォンタナ(イタリア)がインからの追い抜きにかかった際、公俐(中国)と接触しました。スピードが落ちたためフォンタナはメダルを逃しました。レース後には公俐に対し、『腹立たしい』と怒りを隠すことはありませんでした」
中国は2月17日(同18日)、スノーボード男子スロープスタイルで蘇翊鳴(中国)が、ようやく金メダルを獲得し、第1号の選手となった。続けてフリースタイルスキー女子エアリアルでは徐夢桃が連覇を遂げ、1日で金メダルが2個になった。
「ミラノ・コルティナ五輪が始まって13日めのことですね。さすがにゼロというわけにはいかないでしょうから、ようやく面目が立ったといえます」
どうやら“スポーツ大国”の凋落が始まったようだ。
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