侍ジャパンの井端弘和監督(写真・桑原 靖)
2月22日、侍ジャパンはひなたサンマリンスタジアム宮崎で『ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 宮崎』に臨み、ソフトバンクと対戦。試合は侍ジャパンの打線が初回から爆発。16安打が飛び出し、7回表終了時点で雨天コールドゲームながら13−2で2026年初戦に大勝した。
なかでも昨季、セ・リーグの本塁打、打点の二冠に輝き、MVPにも選ばれた佐藤輝明が二塁打2本など3安打5打点、1四球と躍動し、格の違いを見せつけた。
ところが一夜明けたソフトバンクとの再戦では、前夜爆発した打線が嘘のように沈黙。侍ジャパンはわずか2安打で、完封負けを喫した。
「ソフトバンクはWBCのことを考え、侍ジャパンのために速球に威力のある投手を投げさせたようですね。先発したスチュアートのストレートは最速156kmを計測。WBCで対戦するパワーピッチャーたちへのシミュレーションにはピッタリの投手起用でした。
四球でチャンスを作りながらも、結局2回を無安打に抑え込まれ、さらに6回からはストレートが150km中盤のアルメンタが登板。2回無失点、3奪三振とこれまた抑え込まれています。
速球投手を多く登板させるという配慮に対し2安打といっても、そのうちの1本はサポートメンバーの中山礼都が放ったものですから。6投手による継投とはいえ、1安打完封負けに変わりはありません。まさに“赤っ恥”ですね」(スポーツ紙記者)
不安要素はまだまだある。
「侍ジャパンのアナリストからは『WBCで球審を務めるMLBの審判員たちは、日本の球審よりも高めを取る』との報告が来ているそうです。その対策もできておらず、より一層不安になりますね」(同前)
こうなってくると、やはり頼りになるのはMLB組ということになるのだろう。
「高めの、それも155kmを超える速球に関して、MLB組は普段から経験しているし、戸惑うことはないと思いますね。だからこそ頼りにしたい。
ただ、彼らが帰国して合流できる日程は、バラバラなんです。今季、ヤクルトからシカゴ・ホワイトソックスにポスティング移籍した村上宗隆は、帰国が2月下旬か3月頭になるというので、コンディションの作りが難しくなってきますね。しかも、彼の場合は三塁か一塁を守るということで、打者としてよりも、守備の連係プレーの調整が最優先になります」(前出記者)
さらにMLB組に“任せる”ことには危険が伴う。スポーツライターはこう指摘する。
「国内組の打者は恐らく、これまで見たことや経験したことのない球に遭遇すると思います。それがアメリカ代表のポール・スキーンズやメイソン・ミラーの165km超えのストレートです。ハッキリ言って、ソフトバンクの投手に手こずっているようでは話にならない。それくらい凄まじいものです。
当然大谷翔平をはじめ、MLB組がカバーしようとするわけですが、より多くの結果が求められることで余分な力が入り、むしろ調子を崩してしまう心配がある。大谷にしても今回は打者だけで、打てないことを投手としてカバーすることはできない。
要するに、大谷だけでは支え切れないということです。国内組がどれぐらい今の“至らなさ”を自覚し、それぞれのポジションで力を発揮するか、そこがいちばん大切です」
前回大会決勝前のミーティング、大谷は「憧れるのはやめましょう」という名言を残した。連覇のカギは、国内組がいかに大谷への憧れを棄てられるかにかかっているのかもーー。
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