ケガする直前の遠藤航(写真:アフロ)
日本サッカーのファンにとって、聞きたくもない情報がもたらされたのは、3月2日のことだった。
左足首を痛め、長期離脱中だった日本代表(サムライブルー)のキャプテン・遠藤航(リバプール)が、手術を受けていたことが明らかになったのだ。
「ケガをして担架で運ばれたのが、2月11日のプレミアリーグ、サンダーランド戦でしたからね。症状が軽くないことはわかっていたのですが、かなり時間が経っていたので、保存治療とリハビリで済むのかと期待していたのですが……まさか手術とは。
現地では、『W杯に出場できるかどうかは、時間との闘い』と報じられています。
遠藤は抜群のキャプテンシーもそうですが、中盤で全体のバランスを取り、相手の潰し役を担い、そして攻撃にも絡む。一人で多くの仕事をこなしていて、替えの利かない選手です。それだけに、もし出場断念となると、代表にとっての痛手は計り知れません」(サッカーライター)
ケガが心配されるのは遠藤だけではない。昨年12月に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負ったMF南野拓実(モナコ)は、残念ながら、本番に間に合わない可能性が高い。
太もも裏のハムストリングを痛めたMF久保建英(レアル・ソシエダ)や昨年11月に左手を骨折したGK鈴木彩艶(パルマ)も復帰を目指し、リハビリを兼ねたトレーニングをこなす段階で、まだ試合出場は叶っていない。
ただ、ここにきて一番深刻なのがセンターバックにケガ人が続出していることだという。
「一時センターバックにケガ人が続出して、まさに “野戦病院” と化していたのですが、徐々に復帰する選手が増えていき、ひと安心といったところだったんです。ところが、ここにきてまた続出。伊藤洋輝(バイエルン)、鈴木淳之介(FCコペンハーゲン)、高井幸大(ボルシアMG)、安藤智哉(ザンクトパウリ)と、今回はもちろん、次の大会でも活躍が期待される選手たちです。深刻なケガではないようですが、試合に出られない状態が続いています。
さらにショックなのが、これまで代表のDFラインをリードしてきた板倉滉、冨安健洋のコンビ(ともにアヤックス)が、試合に出られていないことです。当然、試合勘が鈍ってきますから、もはや日本のセンターバック陣は、壊滅状態と言えるかもしれません。
そして、板倉らのようにスタメン落ちに追い込まれてしまったことは、MF陣にも言えるんです。前回大会のカタール大会で大活躍した田中碧(リーズ)、MF堂安律(フランクフルト)は、現在、ベンチを温める時間が長くなっています。
森保一監督はW杯優勝を公言していますが、現在、ケガもなく試合に出ているレギュラークラスの選手は、FW上田綺世(フェイエノールト)、MF三笘薫(ブライトン)ら数人しかいません」(前出ライター)
6月11日に開幕を迎える北中米ワールドカップまで、今日3月3日でちょうど100日。サムライブルーを襲う “負の連鎖” は、いったいいつまで続くのか。
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