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【北中米W杯】イラン代表、米国攻撃を受けて不参加を示唆…トランプ大統領は、昨年FIFA平和賞受賞の皮肉

スポーツ 記事投稿日:2026.03.04 19:11 最終更新日:2026.03.04 19:11

【北中米W杯】イラン代表、米国攻撃を受けて不参加を示唆…トランプ大統領は、昨年FIFA平和賞受賞の皮肉

北中米W杯の組み合わせ抽選会に参加したイラン代表(写真・ロイター/アフロ)

 

 アメリカのトランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相の主導によるイランへの軍事攻撃は、多方面に影響を及ぼしている。

 

 それはサッカー界も例外ではない。なにしろ、6月11日から7月19日にかけてアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国でおこなわれる北中米W杯で、イランは予選を勝ち抜いた48カ国中の1つであるからだ。残念なことに、イランは現在、W杯参加を辞退する方向にあるという。

 

「イランは1次リーグでベルギー、エジプト、ニュージーランドと同じG組に入っていますが、3試合すべての試合会場がアメリカなのです。アメリカがイランに対して軍事攻撃を始めた以上、イランからの入国は拒否される可能性が高いでしょうね。

 

 日本や韓国と並んで、アジアの強国として知られるイランですが、代表メンバーのほとんどが国内リーグ所属です。空爆の影響で国内リーグは中断されていますし、代表メンバーの調整も非常に難しくなってくることは間違いありません」(サッカー担当記者)

 

 そうした流れを快く思わないのは、間近に迫ったW杯の関係者たちだ。

 

「核開発の件でアメリカとイランが緊張関係にあったことは十分承知していますが、FIFA関係者にすれば『なぜ今?』となるでしょう。北中米W杯まで約100日の時点でしたからね」(同)

 

 また、北中米W杯の組み合わせ抽選会を取材したベテランのサッカーライターは、「FIFAとトランプ大統領の関係が良好だっただけに驚いた」と続ける。

 

「2025年12月6日、組み合わせ抽選会に先立っておこなわれたのが、ジャンニ・インファンティーノFIFA会長が創設した『FIFA平和賞』の授与式でした。この賞は、平和と団結のために優れた行動を表彰する目的で、個人に毎年授与されます。その初代受賞者がトランプ大統領となりました。

 

 トランプ氏と良好な関係を築いてきたインファンティーノ会長は、『トランプ氏が世界中で平和と団結を促進するための行動をしてきた』と受賞理由を述べたのですが、その平和を推進してきたとされる人物が主導し、イランを空爆した。

 

 結果、出場権を得ているイラン代表が出場辞退の危機に追い込まれているわけで、皮肉な結果にFIFAでは『人選を誤ったのではないか』と言われているようです」

 

 そうしたなか、トランプ大統領は、3月3日、米政治専門メディア「ポリティコ」の取材に対し、イラン代表がW杯に出場するかについて「まったく気にしていない。イランはひどい敗北を喫した国だ。彼らは燃料切れ寸前だ」と、まるで関心がないことを明かした。この人物が初代『FIFA平和賞』の受賞者でよかったのだろうか──。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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