
3月4日、侍ジャパンの練習に姿を見せた大谷翔平(写真・桑原靖)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の東京ラウンドで2ホーマーを放ち、2大会連続の世界一に向けて進む侍ジャパンの主砲・大谷翔平(ドジャース)。日の丸のユニホーム姿は3年ぶりとあって、現場は大盛り上がりだった。在京テレビ局関係者が次のように語る。
「スポーツニュース、情報番組、どこからも、まず映像の発注は『大谷を最優先でお願いします』でした。大谷を出すと、とくに午前中の番組の視聴率は上がります。メジャーリーグ中継を見ている主婦層のウケが健在であることを証明しています。
なお、試合映像は1試合3分までしか使用できない、と厳格に決められています。こうした取り決めが唯一、ゆるいのが日本テレビ。これは、Netflixの中継制作業務を受託した際に交渉したためです。日テレ系の『news zero』『Going! Sports&News』などでは、他局のスポーツニュースよりも大谷の試合映像がしっかり流れるのには、こうした背景があります。
ただし、練習映像はNetflixの提供を受けないので制限はゆるく、各局のリポーターが選手らに直接、取材しているのはこのタイミングでのこと。なんとか独自の映像を番組にのせるため、限られた練習時間内で、みな試行錯誤しているようです」
各局が“苦肉の策”を見せるが、こと大谷に関しては、制約は前回より厳しくなっているという。
「局の上層部から『大谷の変な映像は絶対に流すな』とお達しが来ているというのです。3月に入ってから、大谷が登場する企業のCM出稿が格段に増えており、営業部門から『大谷に関しては、“特別な配慮”をしてほしい』との依頼があるようです。
大谷本人や企業が思い描いたものと少しでも異なる映像がスポーツ番組などで流れたら、クライアントからどんなクレームが入るか分からないということで、局員は戦々恐々としています。
最悪の場合、CMを引き上げられたり、大谷側から取材NGが出たりしたら、もうお手上げです。現場がよかれと思った映像でも、相手を怒らせてはどうしようもありません。ディレクターたちは『触らぬ大谷に祟りなし』を合言葉に、細心の注意を払って映像を撮影し、各番組に映像を送っています」(同前)
もはや“神格化”されつつある大谷翔平。“金のなる木”である限り、この状況はずっと続くことになりそうだ。
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