
桑田真澄
3月11日(日本時間)、ドジャース所属の佐々木朗希がシカゴ・ホワイトソックスのマイナー相手に先発登板。4回を投げ9三振を奪って1安打無失点と好投した。
ちょうど15年前の東日本大震災で父と祖父母を亡くした佐々木にとって、忘れたくとも忘れられない日での活躍だった。意を決した登板後、「僕は野球を頑張って、そのなかで、できることも増えてくると思う。まず野球を頑張ることが第一」と語った。
「WBCの日本代表ではなくド軍のキャンプ残留を選び、今季に向け強い決意を示した佐々木でしたが、オープン戦では結果が出ていませんでした。3回登板し、計3回1/3を投げて5四球、7失点。そんなとき、キャンプ地を訪れた前巨人2軍監督の桑田真澄氏から『球種を増やす必要はないこと』『投げ終えた時の左手のグローブの使い方』をアドバイスされたんです。
そのおかげで吹っ切れたのか、この日の速球の最速は100マイル(約161km)ほどで、平均でも99マイル(約159km)に近かったと聞いています。マイナー相手とはいえ、初回無死から7者連続三振と圧倒した。まさに桑田氏のアドバイスが届いた結果の“復調”と言えるでしょう」(スポーツ紙記者)
この桑田の助言は3月8日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で紹介され大きな話題となったが、アドバイスを送っていたのは佐々木に対してだけではない。制球難に苦しむ横浜DeNAの藤浪晋太郎に対してもだ。
「昨季途中に入団した藤浪に対し、今季チームが望むことは最初からローテーションの一角として働いてもらいたいということ。だが、オープン戦2試合での結果は、防御率3.60と芳しくなかったんです。とくに、彼を語る上で一つのバロメーターとなる四死球に関しては、3月5日の中日戦ではわずか2イニングのなかで4四球、1死球。“らしさ”全開の投球になってしまいました」(同前)
番組内で、膳場貴子アナウンサーから「桑田さんならどんなアドバイスを?」と振られると、すかさず右腕の位置を指摘した。
桑田は、「投げる腕がちょっと下がっているんですね。時計で言いますと腕が12時から6時の間で、(藤浪は)2時とか3時くらいに下がっているんですね。ピッチャーっていうのはこの腕の角度によってボールがバラついていくんです。ですから今のように(打者の)胸の方にいったり、キャッチャーが捕れないような低めにいったりするんです」と制球難を解説した。そのうえで、「この腕の角度を少し上げていくとストライクゾーンの中にボールが収まってきます」とアドバイスしている。
迎えた11日の広島とのオープン戦。先発登板した藤浪は、4回途中80球、5安打、2四球、3奪三振、4失点(自責3)で降板となった。
「広島打線は、藤浪の投球が右打者の胸元より上にボールが流れてしまうことを恐れ、両打の平川も含めて1番から9番まで左打者を並べました。そこまで気を使ってもらいながら藤浪の投球のばらつきは相変わらずでしたね。桑田氏が指摘していた右腕の位置も同じストレートでも腕の位置が高かったり低かったり。こちらもばらつきが見えました。残念ながら、桑田氏のアドバイスは届いていなかったようです」(同前)
代名詞となってしまった藤浪の制球難は、今季も変わらないようだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







