スポーツスポーツ

ネイマール、4度めのW杯代表入りもくろみ「引退示唆」も全盛期のキレなし、立ちはだかる監督の“壁”の正念場

スポーツ 記事投稿日:2026.03.12 21:14 最終更新日:2026.03.12 21:15

ネイマール、4度めのW杯代表入りもくろみ「引退示唆」も全盛期のキレなし、立ちはだかる監督の“壁”の正念場

ネイマール(写真・アフロ)

 

 長くサッカーブラジル代表の象徴として活躍してきたネイマールだが、2023年10月に北中米W杯の南米予選で左前十字靱帯断裂などの重傷を負って以降、『セレソン』(ブラジル代表の名称)に名を連ねることができていない。

 

「1年のリハビリを経てようやく復帰するも、かつてのような変幻自在のプレーは影を潜めています。体重もオーバー気味で、キレのあるプレーを見せることができていません。セレソン漏れも仕方ないことでしょう」(サッカーライター)

 

 ネイマールは“キング”ペレが長くプレーしたことで知られるブラジルの名門・サントスで頭角を現すと、21歳で世界のビッグクラブのひとつに数えられる、スペインのバルセロナに移籍。2014-2015シーズンではラ・リーガ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグの3冠を達成するなど、バルサに数多くのタイトルをもたらした。それは2017年夏にパリ・サンジェルマンに移籍しても変わらず、パリでも英雄視されていた。

 

 しかし、2023年8月にサウジアラビアのアル・ヒラルに移籍すると、雲行きが怪しくなっていった。

 

「それまではバルサやパリといった、世界最高峰のクラブでプレーしていたわけですから、サウジ行きは『お金のため』とたたかれました。しかも、レベルが下がるリーグでのプレー。それにつき合うかのように、自身のプレーも精彩を欠くようになり、そして2023年の大怪我ですからね。はっきり言って、この移籍は大失敗に終わりました。その後、古巣のサントスに戻り、代表復帰をアピールしていますが、いまだお呼びはかかっていません」(同前)

 

 ネイマールの代表復帰に向け、高い壁となっているのが、ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督だという。

 

「監督の仕事は『国民の誰もがあこがれ、誰もがやりたくない仕事』といわれるほど、厳しいものなんです。1978年のアルゼンチンW杯で、ブラジル代表は3位の好成績を収めながら、『戦術面での規律が厳しすぎて面白味のないサッカー』と酷評され、当時のクラウディオ・コウチーニョ監督の偽葬がコパカバーナの海岸でおこなわれたほどです。

 

 また、メンバー選考では『なぜこの選手を選ばないんだ』『なぜリオデジャネイロ出身の選手が多く、サンパウロ出身が少ないんだ』といった、ファンからの脅しは日常茶飯事でもあります。くわえて、2002年日韓共催W杯以降、ブラジルは優勝から遠ざかっています。そこで、クラブシーンで結果を出し続けたイタリア人のアンチェロッティが監督になったのです。彼なら、ブラジル国民に忖度なしでメンバー選考や采配ができますからね。ただ、彼自身が歴戦の勇士だけあって、メンバー選考には人一倍厳しく、それがネイマールにとっては大きな誤算になっています」(専門誌記者)

 

 不利な状況のなか、専門誌記者は「ネイマールが最後の手段に出た」と続ける。

 

「それが、引退示唆なんです。ネイマールはブラジルのメディア『Caze』からインタビューを受け、『これから何が起こるのかわからない、来年のことすらわからない。ただ、(2026年の)12月になったら引退したいと思うかもしれない。だから、いまは1秒を大事に精いっぱい生きている』と語っているんです。これを、素直ないまの気持ちとする意見もありますが、大半が『引退をちらつかせ、代表入りのために国民を味方にしようとしている』と見ています。まさに最後の手段に打って出たわけで、それほど追い詰められているのでしょう」

 

 ネイマールは、つねにクリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシと比較されてきた。だが、ロナウドが欧州選手権、メッシがW杯を代表で制したのに対し、ネイマールはなし。バロンドールにしても、2人が交互に獲ってきたが、ネイマールは候補止まりだった。

 

 最後の最後にライバル2人を見返すためにも、ネイマールには4度めのW杯出場が必要なのだ。

12

出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

スポーツ一覧をもっと見る

今、あなたにおすすめの記事

関連キーワードの記事を探す