
ヒットで出塁し、喜ぶ大谷翔平(写真・桑原 靖)
ロサンゼルス・ドジャースが、日本の衣料メーカー大手のユニクロと公式フィールド・プレゼンティング・パートナー契約に合意したと、3月15日(日本時間16日)、米メディアの「ジ・アスレチック」が報じた。
これによって、ドジャースタジアムのグラウンド部分は「ユニクロ・フィールド・アット・ドジャースタジアム」になる見込みだ。ただし、スタジアムの名称は変更されず、いわばユニクロとの契約は、スタジアム内の「芝との契約」と現地では伝えられているという。
ド軍と日本の結びつきは古い。前身であるブルックリン・ドジャースが親善試合のため初来日したのは、1956年のことだった。1カ月に及ぶ長期滞在でド軍の人気は高まり、MLBは新たなマーケットを獲得することになる。
1966年にはロサンゼルス・ドジャースとして2度めのツアーをおこない、さらに人気は定着していった。またNPBで人気実力ともトップだった巨人が、ド軍のキャンプ地・ベロビーチで5回もキャンプを張ったことも、互いの距離感を縮める結果につながった。
だからこそ、野茂英雄氏は新たな主戦場としてド軍を選び、以後、多くの日本人プレーヤーが “ドジャーブルー” のユニホームに身を包んだ。2025年に入団した佐々木朗希は、じつに12人めのド軍の選手となった。
「ド軍と日本には、そうした歴史的背景があり、しかも地元ロスにはリトル東京というコミュニティまであります。
21世紀初のワールドシリーズ連覇も大谷翔平、山本由伸、佐々木による日本人トリオの活躍なしでは成し遂げられなかったことも、地元民はよく理解しています。
でも、ドジャースに日本企業が進出してくることには、あまりよい顔をしないファンがいることも事実です」(現地記者)
では、地元ロスではどのような反応をしているのか。
「ド軍はニューヨーク・ヤンキースと並んで伝統を重んじる球団です。MLBでは長年ホームランを打った打者を迎える際、さまざまなホームラン・セレブレーションをおこなっています。
ですが、ド軍が始めたのは大谷翔平がチームと契約した2年前から。ホームラン・セレブレーションは伝統になかったから、最近まで解禁してこなかったんですよ。
ド軍にとって、ドジャースタジアムも同様の存在です。球場名は変わらずとも、フィールド名にはユニクロが入るわけですからね。大谷翔平効果とはいえ、64年の歴史のなかで初めてのことなので、『ユニクロの名は使ってほしくない』という声はもちろん、『乗っ取られるのではないか』といった過激な声まであるのです」(前出・記者)
日本のファンも、Xで過敏に反応している。
《カッコ悪い! やめてくれ!!! 逆効果!! 反感を買うユニクロ!!!!ドジャースファンをわかっていない》
《グラウンドにユニクロ•フィールドと?何だか嫌だなー》
日を追うごとに “日本化” するMLBの名門。やり過ぎには注意しなければいけない。
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