
2026年2月、WBC日本代表の強化合宿を訪れた松井秀喜(写真・共同通信)
「結果がすべてなので……」
“敗軍の将” は、自らを納得させるかのように頷いた。
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した日本代表は、ベネズエラに敗れ、過去最低の準々決勝敗退に終わった。
「WBCは結果がすべて。連覇への期待が大きかっただけに、井端弘和監督の退任は仕方ないと思います。
日本代表の次なる目標は、2028年におこなわれるロス五輪での金メダル獲得ですが、出場には高い壁があるんです。というのも、開催国のアメリカ、今回のWBC優勝のベネズエラ、ベスト4に入ったドミニカがすでに出場権を獲得しているので、残り3カ国しか出場枠がないんです。
2026年11月に開催される『WBSCプレミア12』がアジア枠の予選を兼ねていますので、早急に次期監督を決めなければいけません。理想としては、今夏までに決定したいところです」(スポーツ紙デスク)
井端監督の退任示唆を受け、巷では次期監督について、イチロー氏、前監督の栗山英樹氏ら、さまざまな候補があがっている。
「今回の惨敗に関して、井端氏に監督経験がなかったことが敗因という声が多くあがっています。そのため、次は監督経験者が有力だといわれているんです。なかでも選手として11回、監督として5回の日本一に輝いた工藤公康氏を推す声は多いようです」(野球ライター)
だが、本命はやはり “ゴジラ” こと松井秀喜氏(51)だという。
「松井氏は、2025年6月に長嶋茂雄さんが亡くなったとき『生前約束したこともあります』とコメントしました。当時、巨人の終身名誉監督だった長嶋さんの遺志を受け継ぎ、松井氏が巨人の監督を引き受けるのではないかという話がファンの間で囁かれました。
同様の感想を持ったスポーツ紙記者もかなりいましたが、じつは松井氏は侍ジャパンの監督になることを約束していたんです。
長嶋さんが最後のユニホームに選んだのはアテネ五輪の日本代表でしたが、志半ばで病に倒れ、本大会出場はかないませんでした。それでも大会直前まで復帰できることを信じ、リハビリに明け暮れていたといいます。
松井氏はそんな長嶋さんの姿を見聞きしていたからこそ、“ミスター” に世界一奪還を誓っていたのでしょう。実際、2月初めに松井氏が侍ジャパンのキャンプに行くと発表されたとき、『これは本気だな』とピンときました。
松井氏は古巣である巨人のキャンプでさえ、なかなか訪れることをしませんでしたからね」(同)
ただ、松井氏には監督経験がなく「井端監督の二の舞いになるのではないか」という懸念はある。
「松井氏には、補って余りある選手としての実績があるので、問題ないでしょう。世間的なネームバリューもあるので、チームの顔としての役割もこなせるでしょう。
今回、WBCの敗因はいろいろ指摘されていますが、取材していて感じたのは、井端監督と大谷翔平の距離感でした。井端監督は大谷をコントロールしなければいけなかったんですが、それができませんでした。
そのとき、監督にもネームバリューがないと、『大谷と良好な関係を築けない』と感じましたね。その意味でも、松井氏は適任です。
また、前回と今回のWBCでバッテリーコーチを務めた元巨人の村田善則氏は、松井氏とドラフト同期入団で昵懇の仲。松井氏にとっては侍ジャパンを長く知る参謀役としてうってつけでしょう」(同)
ミスターとの約束を果たせるのかーー。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







