
巨人の阿部慎之助監督
3月22日、巨人の阿部慎之助監督はスポーツニュース番組『サンデースポーツ』(NHK)の監督座談会に出演した。球団の監督による白熱した討論がウリの同番組だが、阿部監督の“とある発言”が物議をかもしている。
「番組内で、6球団の監督に対して『看板バッターは誰か』という質問が投げかけられました。阪神の藤川球児監督は佐藤輝明、横浜DeNAの相川亮二監督は牧秀悟と、それぞれの“看板選手”の名前を挙げました。広島の新井貴浩監督は佐々木泰と、2年めの若手選手を期待を込めて読み上げる場面もありましたね。そんななか、阿部監督は『ウチは坂本勇人しかいません。開幕スタメンは十分にあります』と坂本を選んだんです。
確かに、坂本は長らく“巨人の顔”として活躍してきましたし、今年のオープン戦では打率.357、1本塁打、3打点と結果を出しているのは間違いありません。しかし、直近の過去2シーズンは不調でしたし、とくに昨季はプロ入り後、最低の成績だったことを考慮すると、ファンのなかでも“過去の人”というレッテルを貼る人も少なくありません」(スポーツ紙記者)
実際にXでも辛辣なコメントが並ぶ。
《巨人、坂本勇人…… どうなのかね〜 実績と現状は違うからね》
《まさかの坂本そりゃあ野手ではいちばんの顔役だけどさ、 昨季リチャえこひいきして 不当に坂本干しといてよー言うわ》
《ジャイアンツは坂本選手頼みなのが厳しいです》
そんな巨人だが、今季は故障が多発してかなり危機的状況に陥っているという。
「エースとして期待の大きかった山崎伊織ですが、右肩のコンディション不良で3軍の故障班行きとなってしまいました。本人も『(復帰まで)どれぐらいかかるかも分からない』と語っているだけに、症状は相当重いと考えられています。さらに、昨季まで2年連続で開幕投手を務めた戸郷翔征は、オープン戦での不調から開幕2軍スタートとなりました。エースへの返り咲きを目指していた戸郷にとって、出だしの遅れは精神的にも大きなマイナスとなったでしょうね。要するに、巨人はしばらく投手の“二枚看板なし”で戦わなければならないんです。
3月27日から阪神とおこなわれる開幕3連戦では、初戦をルーキーでドラフト1位の竹丸和幸、2戦めを今季東北楽天から移籍してきたスペンサー・ハワード、そして3戦めをルーキーでドラフト3位の山城京平が投げると予想されています。開幕投手をルーキーが務めるのは、64年ぶり。3連戦すべてで新入団投手が務めるとなると、過去にも例のないことになります」(巨人担当記者)
この思い切った投手起用が決まれば、一気に世代交代が進み、“新生巨人”の足掛かりになるかもしれない。
しかし、開幕を3日後に控えた24日、阿部慎之助監督からショッキングな内容が伝えられた。先発陣を助ける立場にある、セットアッパーの大勢とクローザーであるライデル・マルティネスが開幕でメンバー外になるというのだ。昨季、大勢は46ホールドをあげて最優秀中継ぎ投手賞を初受賞。マルティネスは46セーブ、防御率1.11と抜群の成績を残していただけに、2人の不在は大きな不安要素となるはずだ。
そして、ファンが気をもむのは投手陣だけではない。
「じつは打撃陣も明るい話題が聞こえないのです。“打撃の要”だった岡本和真の抜けた穴は当然埋まるはずもない。期待された外国人助っ人も目立った活躍は見せておらず、クリーンアップは迫力不足。リチャード内野手も古巣のソフトバンク戦で受けた死球で左第五中手骨骨折と、長期離脱となってしまいましたから。そうした苦しい状況下だからこそ、阿部監督としては坂本のようにベテランに頼りたいと思っているのでしょうね……」(同前)
2024年以来の優勝を目指す巨人だが、苦しい戦いが続きそうだ。
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