
歴代最強とも呼び声が高いサッカー日本代表
北中米W杯への出場を決める最後の戦いが3月26日に始まった。プレーオフに進んだ22カ国が “国の威信” を賭けた戦いに挑む。欧州プレーオフからは4カ国、開催都市でもあるグアダラハラとモンテレイ(ともにメキシコ)でおこなわれるFIFAプレーオフトーナメントからは2カ国と、計6カ国が最後の出場国となるために熱戦を繰り広げる。
この結果、北中米W杯は史上最多となる48カ国が覇権を争い、開催国もアメリカ、カナダ、メキシコと初めて3カ国の共催となる。W杯はいま、新しい時代に足を踏み出そうとしているのだ。
ただし、現地に足を運んでの観戦を計画している熱心なサポーターにとっては、心配の多い大会となる可能性がある。世界中で深刻な問題となっている物価高に付き合うかのように、チケット代も異様な高騰ぶりを見せているのだ。
危機感を持った欧州のサッカーファンからなる団体『フットボール・サポーターズ・ヨーロッパ』(FSE)が、「北中米W杯のチケット代があまりにも高すぎる」と国際サッカー連盟(FIFA)に対して正式な苦情申し立てをおこなったという。イギリスBBC、フランスAFP通信など複数のメディアが報じている。
報道によると、米「ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム」でおこなわれる決勝戦の最安値チケットは、4185ドル(約66万円)に高騰し、前回カタール大会の約7倍の価格だという。
また、決勝でもっとも高いチケットの価格は、BBCによれば1万2350ポンド(約263万円)まで上がっているという。カタール大会の最高額チケットが3914ポンドだったことを考えると、3倍近く暴騰したことになる。
「1994年に初めてアメリカでW杯が開催されたとき、アメリカは “サッカー不毛の地” ということで、観客が入るか心配されていたんです。なにしろ、開幕戦の前日にテレビでオフサイドの説明をしていたくらいですからね。
ところが、いざ大会が始まると、どのスタジアムも超満員。大会全体で360万人が集まり、1試合の平均でも7万人近い数字となりました。それから32年経ちましたが、実はこの記録はいまも破られていないんです。
FIFAとしては、当時の熱量を再現したいのは当然です。でも、アメリカ国民は、大会に注目はしているものの、スタジアムに足を運ぶというより、テレビでの視聴を考えているようです。理由はもちろん、チケットがあまりにも高いからです」(スポーツライター)
昨年のロサンゼルス・ドジャース対トロント・ブルージェイズのワールドシリーズで、最高値のチケットはド軍ホームの第4戦で、バックネット裏が520万円ととんでもない額まで高騰し、多くのファンが呆れた。
そのとき言われたのが「もはや野球は庶民の娯楽ではない」ということだった。この波が、サッカー界にも押し寄せてきたようだ。
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