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Jリーグ最年少出場記録を樹立した「小松原学」いまは整骨院を経営中
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.05 16:00 最終更新日:2018.05.05 16:00
「高校生でJリーガーになり、調子に乗っていました。16歳でいきなり年俸1000万円ですから」
そう当時を振り返るのは、Jリーグ最年少出場記録(当時)を樹立した小松原学氏だ。「とにかく生意気な若造だった(笑)」といたずらな笑みを浮かべる。
「自分を最高の選手だと思っていて、ムカつく相手にラフプレーを仕掛けるのは日常でした」
そんな向こう見ずな天才も度重なる怪我に泣かされ引退。無収入となり、「ギャンブルで日銭を稼いだ時期もあった」と言う。
その後、6年間かけて必死で、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の資格を取得。群馬に整骨院を開業する。「梅沢富美男さんを診た」ことがきっかけで、有名アイドルグループやケツメイシのツアーに同行し、施術するほどの人気整体師となった。
「人の縁や恩義を知って、今では大人になりましたね(笑)。年収は選手時代を超えていますが、運営する少年サッカークラブに使って、ほとんど残らないです」
エゴ丸出しの点取り屋が、周りのアシストで輝きはじめた。
こまつばらまなぶ
1981年生まれ 群馬県出身 1998年ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)と高校生にしてプロ契約。当時、Jリーグ公式戦最年少出場を果たす。2005年に現役引退し、現在は鍼灸整骨院経営、少年サッカークラブ運営
(FLASH DIAMOND 2018年4月15日増刊号)