ドジャー・スタジアムの壁には多くの日本企業の広告が掲載されている(写真・AP/アフロ)
大手アパレル企業「ファーストリテイリング」傘下のユニクロが、MLBのロサンゼルス・ドジャースとパートナーシップ契約を締結したと発表したのは、3月25日(日本時間26日)のことだった。
この契約により、ドジャー・スタジアムには「UNIQLO Field at Dodger Stadium(ユニクロフィールド・アット・ドジャー・スタジアム)」と書かれた看板が掲出される。
記者会見に出席したファーストリテイリングの柳井正会長はよほどうれしかったのか、笑顔で「なんでも提供します」と、衣料品提供などを通して選手を支援していくと語った。また、日本のドーム球場ではおなじみの光景だが、本塁打がユニクロの看板に当たった場合は、何かしらの記念品を贈呈することを示唆した。
大谷翔平と山本由伸がド軍に移籍した2024年を境に、ドジャー・スタジアム内では日本企業の広告が年々、増えている。2025年には佐々木朗希も移籍したことで、その流れに拍車がかかっているという。
「昨季、ド軍がパートナーシップを結んだ企業は115社でしたが、そのうち15社が日本企業です。しかも、全日本空輸(ANA)やJTB、伊藤園、ヤクルトなど大企業ばかりで、球場のフェンスなどには、日本で見慣れた企業ロゴが多く並んでいました。
今季に入っても日本企業の勢いは収まらないようで、開幕の3連戦では、広告料がいちばん高いとされるバックネット裏に掲げられた看板は、ほとんどが日本企業でした。さらに、今季からの新しい試みようですが、バックネット裏に掲示された企業は、マウンド上にも投影技術を駆使してロゴが表示されています。さらなる広告効果を狙ってのことでしょうね」(現地記者)
大阪に本社を置く不動産開発会社「サムティホールディングス」も、ユニクロ同様パートナーシップ契約を結んだが、その広告がちょっとした話題を呼んでいる。バックネット裏以外にも、ブルペンに広告を掲載しているからだ。
「企業名以外に、サムティのコーポレートスローガンである『不動産を、超えてゆけ。』の文字がブルペンの壁に描かれています。しかも毛筆で、威風堂々とです。同社は山本由伸投手をオリックス時代からブランドパートナーに起用するなど、応援してきましたが、ド軍に活躍の場を移しても、その姿勢は変わらないようですね。
ただ、この文字を見た現地のほとんどの人は、何が書かれているのかわからない。その意味や企業広告を後から知り、眉をひそめる人がけっこう多いようです。さらに、一部では『日本企業が多すぎる』と“蜜月関係”に対する不満も出始めているようです」(同前)
Xでは
《ブルペンの「不動産を超えてゆけ」の宣伝効果えぐいw》
といった好意的な声が上がる一方で、
《ドジャースも金になるなら何でもOKなのよ。ブルペンの日本語「不動産を超えてゆけ」日本人でも意味がわからない》
《ユニクロもユニクロやけど、ブルペンの「不動産を超えてゆけ」ダサくね? ブルペンが映るたびに主張が激しい》
と、日本人であっても、抵抗を示す声も少なくない。
そうしたなか、ド軍が新たな日本企業とパートナーシップ契約を締結。それは、都市開発で有名な「森ビル」だった。現地での反応はいかに──。
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