
2025年11月18日、日本代表100試合めを白星で締めくくった森保一監督(写真・桑原 靖)
北中米W杯の欧州予選プレーオフ(PO)と大陸間プレーオフ(PO)が3月31日(日本時間4月1日)におこなわれ、史上最多となる48カ国の顔ぶれが決まった。出場国の内訳は欧州勢が最多の16カ国、アフリカ勢が10、アジア勢が9、北中米カリブ勢6、南米勢6、オセアニア勢1となった。
欧州予選POではボスニア・ヘルツェゴビナ代表、スウェーデン代表、トルコ代表、チェコ代表が勝ち上がったが、1点差2試合、PK戦2試合と、どの試合も最後の最後まで勝敗の行方がわからないほどの熱戦だった。
その一方で、W杯優勝4回を誇るイタリア代表はボスニア・ヘルツェゴビナ代表にPK戦の末に敗れ、3大会連続の予選落ち。サッカーを国技とするイタリアとしては、信じられない結果に終わっている。
大陸間POでは、ジャマイカ代表を下したコンゴ民主共和国代表、ボリビア代表を退けたイラク代表がそれぞれW杯行きのチケットを手に入れた。コンゴ民主共和国代表は、ザイール代表として活動していた1974年西ドイツ大会以来、13大会ぶりの出場。イラク代表は初めての出場となる。
2025年12月におこなわれた組み合わせ抽選会により、日本代表の対戦相手は、オランダ、チュニジア、そして欧州POでの勝者に決定していた。今回の結果で、最後の対戦相手がスウェーデンに決まった。
「第1戦のオランダの中心はCBのフィルジル・ファン・ダイクですね。遠藤航と同僚のリバプール所属の選手で、34歳となった今も衰えはいっさい感じさせず、その守備力は世界最高峰といっても過言ではありません。
彼とマッチアップするのがFWの上田綺世(あやせ)です。オランダリーグで点を取りまくっていて、現在絶好調。ファン・ダイク相手にどう対峙できるか見ものですね。
第2戦のチュニジアは、チーム構成は日本とまったく逆で、国内でプレーする選手を多く集めています。組織で守ることができ、そこから速攻でFWのセイフッディン・ジャジリがチャンスを作るのがパターン。日本が前がかりになったときこそ、彼から目を離すと痛い目にあうことは確実です。
第3戦のスウェーデンは北欧の古豪であり、これまでも多くの有力選手を輩出してきました。今回の代表チームには、点取り屋のヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル)がいますし、FWアレクサンダー・イサク(リバプール)がケガから復帰すれば、この “2枚看板” は日本にとって大きな脅威になることは間違いありません。
そのためか、スウェーデンの出場確定により、『F組は “死の組” となった』といったネガティブな報道が目立つようになりました」(スポーツ紙記者)
確かに、英・プレミアリーグ所属の “2枚看板” の実力は本物だ。しかし、欧州サッカーに詳しいサッカーライターは、「恐れる必要はありません」と語る。
「森保一氏は、2018年のロシアW杯後に日本代表の監督を引き受けたわけですが、4月1日のイングランド代表との戦いを終えた段階で、71勝17敗14分けと素晴らしい成績を残しています。
しかも、17敗は中南米やアジアの国々で、欧州の代表にはただの一度も負けていないんです。2022年カタールW杯でクロアチア代表に敗れていますが、あれはPK戦でのことで、記録上は引き分けなんです。
森保監督は欧州勢に7勝1分けの負け知らず。勝利した相手にはドイツ代表、スペイン代表、イングランド代表と、W杯優勝国も含まれている。
要するに、日本代表は欧州各国に対して苦手意識はないし、むしろやりやすいのではと思いますね。森保監督にしても、F組に最後に入ってくるのが欧州と決まった瞬間、むしろ喜んだのではないでしょうか」
今回の英国遠征で、森保監督はケガ人も含め29人を招集しているが、そのうち欧州組は、なんと26人に及ぶ。主戦場が欧州という彼らにとって、欧州勢と戦うことはもはや日常にすぎない。だから苦手意識もないのである。
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