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イタリア代表、“闘犬”監督を起用も大量失点でW杯3大会連続予選落ち…国内のサッカー人気に陰りも

スポーツ 記事投稿日:2026.04.02 20:20 最終更新日:2026.04.02 21:42

イタリア代表、“闘犬”監督を起用も大量失点でW杯3大会連続予選落ち…国内のサッカー人気に陰りも

北中米W杯のプレーオフ予選で敗退したイタリア代表(写真・AP/アフロ)

 

 W杯優勝回数4回を誇るイタリア代表が、またも出場を逃した──。

 

 3月31日(日本時間4月1日)に行われた欧州予選プレーオフA組決勝で、イタリア代表はアウェーでボスニア・ヘルツェゴビナ代表に1-1からの延長、PK戦の末に敗退。これで3大会連続での予選落ちとなり、最後のW杯出場は2014年のブラジル大会まで遡らなければいけなくなった。

 

「いくらサッカーの強豪国とはいえ、低迷期は必ずやってくるものです。ただ、イタリアの場合はあまりにも長い。低迷は最後に出場した2014年ブラジル大会からでした。1次リーグ初戦に強敵イングランドを2-1で下し、幸先良いスタートを切ったのですが、続く“伏兵”のコスタリカ、ウルグアイに敗れて1次リーグ敗退となりました。1970年代後半以降、1次リーグ突破は当たり前で、優勝争いに絡むことが多かったイタリア代表にとっては“大事件”でしたね。

 

 続く2018年のロシア大会、2022年のカタール大会では本大会出場を逃すこととなりました。W杯のレベルに引けを取らない2021年の欧州選手権では優勝していただけに、イタリア代表の復活を信じる人は多かったですからね。今回のW杯の予選落ちの驚きは大きいでしょう」(サッカーライター)

 

 強豪としてのメゾットを確立しているイタリアだけに、近年の浮き沈みは信じられないほど深刻だ。しかし、ただ黙って敗退していたわけではない。復活を掲げてあらゆる監督を起用してきた。

 

「知将、策士、改革派などあらゆるタイプの監督を起用したものの、失敗に終わりました。2025年6月、イタリアサッカー協会は、最後の手段としてジェンナーロ・ガットゥーゾを監督に指名しました。歴代の監督に比べ、クラブ単位では結果は残していませんでしたが、現役時代から誰よりも勝つことに執着してきた。ときに反則も辞さないプレースタイルは、“闘犬”と呼ばれたほど。ようするに、理論派よりも精神面を重視する監督を選んだわけです。結果は伴いませんでしたけどね。今回の敗退を受けて辞任する見通しだといいます」(同前)

 

“カルチョ(イタリア語でサッカー)の国”と呼ばれるイタリアだが、近年の低迷っぷりから国内での人気に影響が出始めているという。

 

「もちろん、イタリア国内で一番人気のスポーツはサッカーですが、近年ラグビーが『シックス・ネーションズ』やW杯で活躍するようになり、ラグビー人気が高まっています。また、今回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でイタリア代表が“ドリームチーム”アメリカ代表に金星を上げるなど、野球も注目され始めています。サッカー人気は不変などと、胡坐をかいていられない状況になっています。

 

 実際問題として、3大会連続予選落ちなら、恥ずかしくて“カルチョの国” なんて言えなくなってくるでしょう。イタリアでは、『3-2で勝つことよりも1-0で勝つこと』を美徳とする“ウーノ・ア・ゼロ”(試合を1-0で終わらせる)が、代表の目指すプレーだと言われてきました。ゆえに、ゴール前を固めて守るため“カテナチオ”(ゴールに鍵をかける)が守備の戦術とも。ところが、今回の欧州予選では、ノルウェーにアウェーで0-3、ホームで1-4と、ともに大量失点で大敗しているんです。この結果では“ウーノ・ア・ゼロ”や”カテナチオ“なんて、とても言えない。そうした愛称を返上しなければいけないでしょう」(前出ライター)

 

 イタリア代表は今回の予選敗退で、国内での人気とともに多くのものを失うことになるだろう。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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