スポーツスポーツ

佐々木朗希、好調ドジャースの先発ローテで唯一“白星なし”…開幕前のカットボール習得が裏目に

スポーツ 記事投稿日:2026.04.07 20:00 最終更新日:2026.04.07 20:00

佐々木朗希、好調ドジャースの先発ローテで唯一“白星なし”…開幕前のカットボール習得が裏目に

佐々木朗希

 

 MLBのナ・リーグ西地区は4月6日現在(日本時間7日)、ワールド・シリーズ2連覇中のロサンゼルス・ドジャースが8勝2敗とロケットスタートに成功。2位アリゾナ・ダイヤモンドバックス、サンディエゴ・パドレスに3ゲーム差をつけている。

 

 一時は、今季の看板である1番大谷翔平、2番カイル・タッカー、3番ムーキー・ベッツが揃って打率1割台と不振に喘いだが、3日(同4日)のワシントン・ナショナルズ戦で大谷が今季第1号を放つと、それが合図だったかのように2人も揃って打ち始めた。現在はベッツが右腹斜筋の損傷のため10日間の負傷者リスト(IL)入りしているが、ほかの選手が軒並み好調を維持しているため、大きな心配事にはなっていない。

 

 そんななか、ひとり蚊帳の外となっているのが、今季に先発ローテーションの地位確保が至上命令の佐々木朗希投手だ。昨季のポストシーズン(PS)では抑えとして活躍したが、今季は先発に再挑戦。そのため首脳陣からはフォーシーム、スプリットだけでなく、“もう一つ球種”を増やすように言明されていた。それはスイーパーやスライダーより曲がりの小さなカットボールだった。

 

「カットボール習得に取り組んだキャンプやオープン戦当初は、うまくいっていたようでした。ただ、新球のマスターということで、あらゆることに気を使ったのでしょう。結果フォームが崩れ、持ち球の2球も精度を上げることができない悪循環に陥りました。結果、オープン戦で計4試合に登板して、防率15.88と散々の内容。深刻なコントロール難と言わざるをえません。打者43人に対し、四死球が15もあった。ロッテ時代からコントロールが悪いイメージはなかっただけに、この結果に驚く日本球界関係者は多いと聞いています」(現地記者)

 

 オープン戦のあまりにもひどい内容に、周囲には「マイナーに落とすべき」といった声が多かったが、デーブ・ロバーツ監督が下した結論は大甘ともいえる「開幕ローテーション入り」だった。

 

 そして自身にとっての初登板は、3月30日(同31日)のクリーブランド・ガーディアンズ戦。援護に恵まれずに黒星を喫したが、5回途中まで4安打1失点、2四球と粘投した。オープン戦と打って変わって、制球力も安定していた。迎えた5日(同6日)の先発2試合めの相手はナ・リーグ東地区最下位のワシントン・ナショナルズ。自信を取り戻すには格好の相手だった。ところが、勝敗はつかなかったものの5回まで2被弾を含む5安打を許し、6失点。“KO降板”と言われてもおかしくないものだった。

 

「残念ながら打者を圧倒していたロッテ時代のフォーシームは見ることができませんでした。この日の最速は98.7マイル(158.8キロ)で平均球速は96.6マイル(155.4キロ)。代名詞である100マイル(160.9キロ)超えは一球もなく、平均球速も初先発のときよりも約2キロほど遅くなっているんです。

 

 もう一つの決め球であるスプリットを90球のうち22球投げているんですが、ロッテ時代のようにベース手前でストンと落ちるのではなく、左打者の場合はとくにアウトコースに流れて落ちていき、多くがボールと見切りやすい球になっていました。とても三振の取れるボールではありませんでした。結局、新球のカットボールを取り入れたことでフォームが崩れ、2つの持ち球の威力が落ちるなど、ここまでの取り組みはマイナスとなっています。これからの結果次第では、配置転換、最悪の場合はマイナー行きの可能性も考えられますね」(スポーツ紙デスク)

 

 6日(同7日)のトロント・ブルージェイズ戦でジャスティン・ロブレスキ投手が初勝利。これでド軍の先発ローテーションの投手で、“白星”がないのは佐々木だけとなった。佐々木の次回登板予定は、11日(同12日)のテキサス・レンジャース戦。まさに正念場の先発となる。

12

出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

スポーツ一覧をもっと見る

今、あなたにおすすめの記事

関連キーワードの記事を探す