
丸佳浩
4月13日現在、巨人はセ・リーグ5球団と3試合ずつ対戦し、7勝7敗の3位につけている(広島とは1試合雨天中止)。
「開幕前はローテーションの中心である山崎伊織と戸郷翔征の離脱があったため、苦戦は必至と見られていました。そうしたなかで、各球団とひとカードを終え、五分の成績はよくやっているとの評価を与えてもいいと思いますね」(スポーツ紙デスク)
また、この14試合で「今季の戦い方が見えてきた」と続ける。
「まず山崎らが抜けている投手陣は、2025年のドラフト1位で開幕投手をつとめた竹丸和幸投手に代表される若手、田中将大らベテラン、そして外国人投手と、バランスよく起用していくことは明らかです。
一方、打撃陣は少々異なります。ここまでの阿部慎之助監督の起用を見ていると、若手選手と外国人が中心で、ベテランはかなり厳しい状況に追い込まれています。とくに、開幕前に阿部監督から期待されていた坂本勇人は開幕戦のスタメンで起用されましたが、2打数無安打1四球でした。その後はスタメンではなく代打で起用されることが多くなり、打率.077(4月13日段階)と大不振に陥っています。いつファーム落ちとなってもいいくらいに追い込まれています」(同前)
もう一人“厳しい状況”なのが、坂本と同じ37歳の丸佳浩外野手だ。こちらも出場6試合中5試合が代打起用で、しかも打率は.125とらしくない成績となっている。
「丸は3月31日の中日戦に9回表3-3から決勝点となる3点タイムリーを放つなど、活躍の場がありましたが、次に起用されたのは、決勝打を放った日から2試合後の代打でした。代打要員が活躍すれば、ご褒美も兼ねてスタメン起用することはプロ野球ではよくあること。丸のこれまでの実績を考えれば尚更でした。この例からも分かるように、今季の巨人の打撃陣は、若手が中心となるのでしょう」(同前)
ただ、丸はスタメンにこだわりたい理由がある。
「丸は17シーズンで通算1930安打を記録し、名球会入りの資格となる2000本安打まではあと70本です。彼本来の力からすれば70本は楽に達成できる数字です。でも、現在の起用法のように代打中心ならばわからなくなります。契約は2027年までとはいえです。
そこで思い出されるのが2017年の村田修一さんです。この年、118試合の出場で100安打を放ち、2000本安打まであと135安打となっていました。当然、本人は巨人で名球会入りをクリアしたかったと思います。ところが、巨人が下したのは、若返りを図るための“戦力外通告”でした。試合に出続ければ1年で達成できる記録を目の前にしてです。このとき世間が感じたのは、『外様に厳しい』といったもの。FAなどで入ってくるときはいいが、出るときは情け容赦ないと思われたからです。『丸も同じことになるのではないか』と、巨人ファンが思っても不思議ではありません。くしくも村田さんが戦力外通告を受けたのは、丸と同じ37歳でしたから」(巨人担当記者)
“外様”に厳しい歴史を、丸は塗り替えることができるか。
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