4月12日、テキサス・レンジャース戦に先発した佐々木朗希(写真:Creative 2/アフロ)
4月12日(日本時間13日)、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希がテキサス・レンジャース戦に先発。4回2失点ながら94球を要し、ワーストタイとなる5四球を与えた。3度めの登板で初勝利を狙ったが、逆に2敗め。ド軍の先発陣のなかで未勝利は、依然として佐々木一人となっている。
これまでどおり、制球難を克服することはできなかった。決め球のスプリットは内に外にと暴れまくり、打者に早い時点で見切られてしまった。真ん中付近に行けば振ってくれるのはわかっていたが、そのコースに行かないのだから仕方がない。
フォーシームも、よし悪しがはっきりして、最速も98.2マイル(約158km)止まり。代名詞である100マイル(約160.9km)超えは一球もなかった。
「これだけ投球にばらつきがあれば、5四球、4回で94球も当然の結果と言えるでしょう。むしろ、毎回のようにランナーを背負っていたことを考えれば、よく2失点で済みました。
相手の拙攻に助けられた感じですね。もし攻撃に工夫があれば、大量失点となってもおかしくない内容でした。今季のここまでの内容を見て、『メジャーレベルにない』といった意見も多く出始めています」(現地記者)
しかし、デーブ・ロバーツ監督は佐々木に対し、一貫して先発投手として育てる姿勢を崩していない。昨季のポストシーズンでの “守護神” 起用は、あくまでも緊急処置に過ぎなかった。その考えは今季も継続中で、ときに大甘に感じることもある。
2敗めを喫した試合後にも「まず際立っていたのは、被害を最小限に抑えたこと。降板した時点で、チームはまだ勝てる位置にいた。それは重要だったし、試合を壊さなかった」と、制球難でも2失点に抑えたことを、むしろ評価しているのだ。
「なぜ佐々木に対してだけソフトに言うかというと、彼は24歳とまだ若く、性格的にも失敗を強く指摘されると考えすぎるとわかっているからでしょう。でも、試合を重ねるごとに、そうは言っていられなくなっています。
現在、ド軍の先発ローテーションは山本由伸、エメ・シーハン、タイラー・グラスノー、佐々木、大谷翔平、ジャスティン・ロブレスキの6人で回しています。5月末になれば、サイ・ヤング賞投手の左腕スネルが、けがから復帰の予定です。となると、誰か一人がローテーションから外れることになる。
当初はシーハンとロブレスキが候補でした。ところが、シーハンが調子を上げ、ロブレスキは13日(同14日)のニューヨーク・メッツ戦で8回2安打無失点の快投で2勝めをあげています。
いま外すとなれば、佐々木しかいないわけです。今後は中継ぎ降格かマイナー落ちも十分にあり得ます」(前出記者)
一方で「今季はメジャーに残すだろう」という意見もある。
「ド軍は2連覇では満足できず、連覇を3、4と増やしていくために大型補強を常に考えています。
現在、最大のターゲットはここ2年連続でサイ・ヤング賞受賞のタリック・スクーバル投手。彼は今オフにFA権を取得しますが、行使して出ていかれれば、デトロイト・タイガースにとって何のうまみもない。なので、今季中に各球団にスクーバル1人に対して複数人のトレードを仕掛けることは間違いない。
その際、ド軍としても相当の “出血” は覚悟していて、まだ若い佐々木をメインに仕掛ければ実現する可能性がある。残念ながら、佐々木はトレード要員になりつつあります」(スポーツライター)
マイナー降格か、トレード要員か、はたまた……。どちらにしても、ド軍でのローテーション入りには相当な活躍が必要となってくる。
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