
ヒューストン・アストロズの今井達也(写真・アフロ)
「ドジャースに入るというより、ドジャースを倒したい」
これは今季、西武からヒューストン・アストロズに移籍した今井達也が、あるニュース番組に出演したときに発したメッセージだ。こうした今井の発言が大きな話題となっている。
「今井の『ド軍を倒したい』発言は、アメリカでも多く取り上げられたようで、地元ファンは、この一言で『アストロズに入る資格がある』と認めたようです。
彼は入団会見で『WBCに出る予定はありません』と宣言して地元ファンを喜ばせたり、キャンプで『MLBでは打者がホームランを打って感動させることが多いようですが、僕はピッチングでみなさんを感動させたい』と話したり、“らしさ” 全開のコメントを多く発していましたね」(現地記者)
今井は、キャンプから絶好調だった。“脱力フォーム” と呼ばれる、まるで力感のないフォームながら最速160km。不規則に曲がるスライダーは、“魔球” とも言われた。
「オープン戦でも、短いイニングながら3試合投げて自責点0でしたからね。ローテーションの一角として開幕から大きな期待を持たれていました。
しかし、開幕2試合めで初勝利をあげたものの、3試合での防御率は7.27と苦戦。4月14日には右腕の疲労が判明して負傷者リスト(IL)入りとなり、現在はマイナーでリハビリ登板を続けています」(同前)
マイナー落ちとなった今井は、“言い訳” を口にするように……。
「不調の要因を自身の実力不足や腕の疲労ではなく、『日本より硬いマウンド』『ボールの質感』『飛行機による移動』など、言い訳じみたコメントばかり言うようになったのです。最近も『日本にはピッチクロック(15秒以内の投球制限)がなく、投球間にもっと時間を取ることができた』と制球難について自己弁護しています。
でも、これらすべてはアメリカに来る前からわかっていたことです。開幕前は “救世主” のように見ていたヒューストンのファンも、いまでは『言ってることとやってることが違う』『言い訳ばかり』と呆れています」(同前)
もっとも、言動と行動が違うのは「西武時代から」と西武担当記者が語る。
「彼は、2016年夏の甲子園に作新学院のエースとして出場して優勝。その年のドラフトでは西武から1位指名で入団しました。
プロ1年めには『甲子園の優勝投手に恥じないよう頑張っていきます』と力強く宣言しましたが、2年めの春季キャンプ直前、喫煙が発覚。まだ19歳だったこともあり、球団は3カ月のユニホーム着用禁止と対外試合出場停止という重い処分を科したのです。
期待が大きかっただけに失望も大きなものとなりました。このときのことを思い出すと、MLBに行っても『変わってないな』というのが率直な印象です。
もともと、言いたいことは言い、周りが何と言おうと思ったことは貫き通すタイプです。たとえば、今井はロン毛がトレードマークで、不評の声もありましたが、耳を貸すこともなく、いまもロン毛で通しています。そういう頑固な部分も、成績が落ちると悪く判断されてしまいますね」
ILに入っている今井は、6日、3Aで2度めのリハビリ登板に臨み、3回1安打1失点、5四球だった。この結果を受けて、ジョー・エスパーダ監督は「次回はMLBで」と宣言し、復帰が決まった。
一度失った信頼は、結果で取り返すしかない。
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