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水谷隼も絶賛! 卓球日本女子団体“新戦力”橋本帆乃香、27歳“カットマン”に期待されるロス五輪での活躍

スポーツ 記事投稿日:2026.05.12 18:20 最終更新日:2026.05.12 18:20

水谷隼も絶賛! 卓球日本女子団体“新戦力”橋本帆乃香、27歳“カットマン”に期待されるロス五輪での活躍

橋本帆乃香(写真・アフロ)

 

 5月10日、「2026 ITTF 世界卓球選手権ファイナルズロンドン大会(団体戦)」の決勝戦がおこなわれ、日本は男女それぞれ決勝で中国に敗れ、銀メダルとなった。

 

 この結果を受け、「またか」と思ったファンは多かったようだ。男女ともに日本の実力は世界トップクラスだが、個人、団体とも上位での対戦では、いつもあと一歩という場面で“絶対王者”中国に敗れてきたからだ。

 

 しかし今回の女子団体は、今後に大きな期待を持たせる敗戦でもあった。トップバッターとして登場した張本美和は王曼昱(ワン・マンユ)とフルセットにもつれ込む熱戦の末、3-2で勝利。王は世界ランク2位であり、張本にとって過去0勝11敗の難敵だった。しかも、2セットリードしながら追いつかれ、そこからの勝利だっただけに、自信もついたはずだ。

 

 2試合めに早田ひなが孫穎莎(スン・インシャ)にストレート負けとなると、3試合めには橋本帆乃香の登場となった。

 

 蒯曼(クアイ・マン)との一戦は、カットマンの醍醐味を見せつけるようなものだった。定位置よりやや後方で構え、サウスポーから繰り出す強打を拾いまくる。しかもただ拾うわけではなく、返す球には強烈なスピンがかかっていた。蒯は何度も何度も強打を繰り出してポイントを取ろうとするが、橋本はそのたびに判で押したように、優雅にカットして返していく。また、返すだけに終わらず、相手の返球が短いと見るや、猛烈なスピードで間を詰めて強打を叩きこむ。この相手の隙をつく攻撃は“橋本ストライク”と呼ばれ、恐れられているという。攻守両面で相手を翻弄するさまは、まるで闘牛士が闘牛を華麗にかわすようだった。強打対カットの打撃戦は何度も続き、いつしか蒯は大量の汗をかき、肩で息をするなど疲労は明らか。第4セットに入る前には「濡れたシャツを着替えたい」と“奥の手”を出し、少しでも休む時間をえようとしてきたほどだ。

 

「張本に代表されるように、ここまで女子の多くは十代で頭角をあらわし、そのまま団体や個人の代表メンバー入りするのが恒例でした。そんななか、橋本は経歴もプレースタイルも異例となるかもしれません。27歳にして世界選手権団体戦は初出場で、プレースタイルも相手の打つ球を拾って、拾ってのカットマンですからね。以前は佐藤瞳とカットマン同士で組む、ダブルスの“ひとほの”ペアでの実績が目立った程度。2024年からはシングルスに重きを置くようになり、海外ツアーで優勝するなど飛躍しました。結果、今回の代表入りにもつながったといえるでしょう。今回の活躍によって、新たな日本代表の戦力として認められたと同時に、中国も徹底して対策を立ててくるでしょう」(スポーツライター)

 

 解説を務めた五輪メダリストの水谷隼氏は「防御が最大の攻撃でした。今後、彼女のプレースタイルにあこがれ、カットマンを目指す選手が増えるのではないでしょうか」と絶賛した。

 

 Xでも彼女を称える声は多かった。

 

《なんて素晴らしいカットマンなんだ 橋本さんの存在が卓球観戦をさらに楽しくしてくれました》

 

《橋本ほのかのカットマンダンスは素晴らしかった!将来に大きな期待を込めて、星5つをつけます》

 

《今のところ、彼女は私のトップ推薦アスリートです》

 

 橋本が3-1で勝利して金メダルに“王手”をかけるも、続く第4、第5試合で張本と早田が負けてしまった。その結果、日本女子は55年ぶりの団体金メダルこそ逃したが、2028年ロス五輪に向け、とてつもなく大きな“新戦力”を得たようだ。

出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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