サッカー日本代表の森保一監督
北中米W杯開幕の6月11日に向け、各国の “選ばれし26戦士” の発表が相次いでいる。日本の場合は5月15日午後2時、NHKはじめ民放各局が生中継でこの様子を放送するなど、注目度の高さを物語っていた。
日本は北中米大会で8大会連続8度めのW杯出場となったが、日本にとって初出場となった1998年フランス大会の「外れるのはカズ、三浦カズ」との岡田武史監督の発言のように、それぞれの選考で大きな “サプライズ” が存在した。今回は、やはり三笘薫の落選だっただろう。
「日本サッカー史では、三浦カズ、北澤豪に始まり、久保竜彦、中村俊輔、香川真司など、有力視されながら落選した有力選手がいるわけですが、彼らはみなプレー面の不調から外れました。
その点、三笘は左太もも裏の肉離れと、ハッキリしたケガで外れた数少ない選手の1人でしょう」(スポーツ紙サッカー担当記者)
この記者は、「落選がもたらす日本代表への影響は、計り知れません」と続ける。
「攻撃が停滞したとき、1人で打開できるのが三笘でしたから。事実、『困ったら三笘を使え』といった暗黙の了解がいまの代表にはあったと言いますからね。
アルゼンチン代表にとってのリオネル・メッシと比べたらオーバーかもしれませんが、それくらい代表では替えの利かない選手だっただけに、森保一監督にとっては痛すぎるケガだったでしょう」
日本にとって大きな痛手となれば、対戦国、とくに初戦であたるオランダ代表にとっては逆に “朗報” だったに違いない。オランダにも三笘の名は知れ渡っていたし、欧州の強豪国で「三笘落選」のニュースは即座に流れている。
「たしかにオランダ代表にとって、日本の “エース” がいないことは、勝利のためには喜ばしいでしょう。ただ、オランダも日本代表発表後に26選手を発表しましたが、喜んでばかりいられないことが判明したのです。マタイス・デリフトが背中のケガから手術に踏み切り、W杯不出場となったからです。
オランダといえば、両ウイングからの攻撃や中盤のパスワークに注目が集まりますが、守備も強固。その象徴となるのが、リバプールで遠藤航の同僚であるフィルジル・ファン・ダイクとセンターバックの位置でコンビを組むデリフトでした。
彼は若くして頭角を現し、オランダの名門アヤックスではクラブ史上最年少の19歳でキャプテンに任命されたほどの逸材です。
その後、イタリアのユベントス、ドイツのバイエルン・ミュンヘン、そしてイングランドのマンチェスター・ユナイテッドと次々とビッグクラブに移籍してきましたが、そのすべてでレギュラーを張っています。
それだけで彼の実力が相当なものであることがわかるでしょう。オランダにとっては、三笘以上に彼の欠場がショックなはずです」
両国にとってそれぞれ攻守の要を失ったことになる前哨戦。どちらにとって落選が痛かったかは、6月15日に答えが出る。
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