
男子ネーションズリーグ米国戦で喜ぶ髙橋藍(左)と佐藤駿一郎(写真・共同通信)
バレーボール男子日本代表の佐藤駿一郎容疑者が、5月28日、麻薬取締違反(所持)の疑いで逮捕された。佐藤容疑者は都内のパチンコ店を訪れた際、セカンドバッグを置き忘れたが、そのなかに乾燥大麻が入っていたという。
佐藤容疑者は「5月中旬にアメリカで大麻を吸った」などと供述していることが報じられている。
現役の日本代表選手が、しかも合宿中に逮捕されたということで、日本バレーボール協会(JVA)のショックははかり知れない。同日、東京都の味の素ナショナルトレーニングセンターでおこなう予定だった2026年度男子代表のキックオフ会見は中止となり、急きょ、國分裕之専務理事らによる謝罪会見に切り替わってしまった。
「日本男子は、ようやく世界と戦える位置まで上がってきたのですが、ダブルエースの石川祐希は身長192cm、髙橋藍(らん)は188cmしかありません。しかし、佐藤は205cmあるので、サイズ的に見劣りせず、高さという意味で待望の選手だったんです。日本協会としても、今回の事件は悔やんでも悔やみきれないでしょう」(スポーツ紙記者)
危惧されるのは、バレーボール界の不祥事がやむ気配を見せないことだ。
2020年12月には、JVAのビーチバレー担当役員が、国際大会のキャンセル手続きで、提出書類に虚偽の診断書を提出していたことが発覚。また同時期、協会の不備で国際大会に1ペアが出場できない事態が起き、さらに強化指定選手に暴力行為があったことも明らかになった。
2022年6月には、大阪府バレーボール協会内で使途不明金が判明。50代後半の男性会計担当理事による2579万円の着服が表面化している。
こうしたトラブルの多発を受け、川合俊一バレーボール協会会長は、組織運営の透明化を図るため多くの改革案をあげ、「膿(うみ)を出していきます」と語った。
ところが、2025年3月にも、有望な外国選手の帰化にあたり、JVAが書類を偽造していたことが発覚。結果、この選手の代表資格を得ることができなかった。
「男女ともにバレーボールの人気は高く、とくに石川、髙橋を中心とした人気はすさまじいものがあります。試合やイベントが開催されればどこも満員になり、アイドルのコンサート並みに黄色い声援が飛びます。そうした人気にあぐらをかいているのでは、とも感じます。
その髙橋も、人気インフルエンサーとの真剣交際が報じられながら、AV女優との二股が発覚しました。本来なら所属事務所が注意するところですが、『本人に任せています』と、ことの重大性をわかっていないようなコメントに終始しました。
また『膿を出す』といった川合会長にも金銭問題が発覚するなど、協会のトップからして脇が甘すぎるんです。
バレーボールは卓球と並んで世界大会が多い印象がありますが、不祥事が続くようだと、スポンサーが離れていく危険性もありますね」(スポーツライター)
今度こそ、本気で“膿”を出さないと、バレーボール人気が終わってしまいかねない。
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