
5月30日(現地時間)、フィリーズ戦で好投を見せた佐々木だったが……(写真・アフロ)
5月31日(日本時間6月1日)現在、ロサンゼルス・ドジャースはナ・リーグ西地区で38勝21敗の好成績でトップを走っている。貯金17は今季最多で、2位サンディエゴ・パドレスとの差も5.5と大きく広げている。
しかし好調を維持しているなかで、「不安点もかなりある」と現地記者は語る。その要因は、これまで何度も言われてきたデーブ・ロバーツ監督の指揮にあるという。
5月30日(同31日)、フィラデルフィア・フィリーズ戦ではこんなことがあった。
先発した佐々木朗希は5回1/3を投げ、3安打、7奪三振、1四球、1失点に抑え、勝利投手の権利を持って降板している。この日の佐々木は、これまでできなかったフォーシームを軸にした投球が可能だった。なぜなら初回から球速は上がり、代名詞だった160km超えの速球も復活していたからだ。22本塁打で両リーグトップを走るカイル・シュワーバー内野手も2打席連続で三振に打ち取った。
2回、先頭打者のアレク・ボーム内野手に一発を浴びたものの、崩れる気配はまったくなし。ホームラン後は13者連続でアウトにし、走者すら許さない快投を演じた。それもこれもフォーシームが素晴らしかったからだ。NHKBSでこの試合を解説した元中日の今中慎二氏も「フォーシームは今季でいちばんいい。ただ、まだまだよくなると思う」と絶賛していた。
ロバーツ監督も、この日の佐々木を今季初めて安心して見ていられたようだ。いつもはベンチに座っても前屈みになって心配そうに佐々木の投球を見ていたが、この試合では終始、背もたれに寄りかかって見ていた。それくらい、信頼に値するピッチングと認めたわけだ。
ところが、6回一死からシュワーバーに不運な内野安打を記録され、続くトレイ・ターナー内野手に右前打を許し一、二塁となると、その姿勢は前屈みになる。余裕は消え、ベンチを飛び出し、佐々木の交代を告げた。
前出・今中氏は「替えちゃうんですねえ。(佐々木に)乗り切ってほしいですよね。せっかくいいボールがあって、これだけのピッチングができるわけですから」と、ロバーツ監督の采配に疑問を呈していた。
「結果的に佐々木のあとを受け継いだアレックス・ベシア投手が抑えましたが、じつは6回開始の時点で、ド軍のブルペンでは誰も準備していなかった。球数が少なくても登板できたベシアだったからよかっただけです。これは監督、コーチの責任問題を問われて当然で、準備不足を検証するべきです。
また、試合後にロバーツ監督は佐々木を『本物の自信がついた。今では優勝を狙うチームの本物のメジャーリーグの先発というカテゴリーに入ってきていると思う』と絶賛していますが、今後を考えたら、『続投させるべきだった』というのが圧倒的に多数の意見です。
まだ84球でしたし、なによりも本物の自信を植えつけるなら、6回のピンチもリリーフを仰ぐのではなく、自分で抑えるべきだったという見方が強い。ド軍のリリーフはその後も後手を踏み、結局逆転負け。佐々木の4勝めも消えた。ロバーツ監督の “迷采配” の悪影響なのは明らかです」(前出記者)
日本のMLBファンからも、嘆きの声が聞かれている。
《結局佐々木朗希を早く下したからこうなっとるわけだ。 無能ロバーツはよ辞めろや》
《いや佐々木朗希そこで替えるんロバーツあそこ乗り切らせたら自信になるやん》
ロバーツ監督よりも、ファンのほうが佐々木の育成法を知っているようだ。
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