
ドジャースのロバーツ監督と大谷翔平(写真・共同通信)
MLB2026年シーズンはまだオールスター前だというのに、チラホラと今オフの話題を取り上げるようにもなってきた。その中心となるのがデトロイト・タイガース所属のタリック・スクーバル投手の去就だ。
「MLB実働6年めで54勝39敗と特別な成績を残しているわけではありません。ただ、2024年からの2年では、18勝4敗、13勝6敗の成績で2年連続サイ・ヤング賞を獲得しています。現在、“最強左腕”と呼ばれるゆえんですね」(スポーツ紙記者)
その彼がシーズン終了後にフリーエージェント(FA)となるため、所属先以外の多くの球団が徹底マークしているという状況だ。
「タイガースの方針としては、今季のポストシーズン(PS)進出を目指すうえで最重要の戦力と考え、シーズン中のトレードの可能性は極めて低いと報じられていました。
ところが、チームが不振に陥り、6月4日現在(日本時間5日)、ア・リーグ中地区で25勝38敗と大きく負け越し。トップのクリーブランド・ガーディアンズとは11ゲームもの大差をつけられ、5位と低迷しています。
加えてスクーバル自身も5月上旬に左ひじの遊離体除去手術を受け負傷者リスト(IL)入りしていて、最短でも復帰は7月ごろになると見られています。
そのため、タ軍は開幕前の方針を変えざるを得なくなり、いい条件ならばトレード期間となる米国東部時間8月3日午後6時(日本時間4日午前)までに、エースを放出する可能性が出てきました」(現地記者)
移籍先として、これまで取り上げられてきたチームの中で最も有力とされたのがロサンゼルス・ドジャースだった。
「ド軍史上初のワールドシリーズ3連覇を目指すうえで、以前から彼の獲得には積極的だったと言われています。ド軍には若く有望な若手が多く在籍しているため、トレード要員には事欠かないですからね」
ただし、これまではあくまで“外野”の声。ド軍関係者がスクーバルについて言及したことはなかった。その流れが変わったのは、3日(日本時間4日)のことだった。
「ロバーツ監督が米全国紙『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者の取材に応じ、スクーバルについて初めて語ったとされています。近年、ド軍は金に糸目をつけずに大物選手を“乱獲”していて、MLBファンからは『野球を台無しにしている』『金満球団だ』とさえ言われているんです。そのことをロバーツ監督はわかっていながら、“乱獲”にスクーバルまで加わる可能性を聞かれると『(MLBファンの)彼らは激怒するだろうな』と、挑発とも取れる言葉を発しています。さらに『我々にはトレードを実現できるだけのプロスペクト(若手有望株)の資産がある。タ軍を相手にそれができる数少ない球団のひとつだ』とも発言していて、まるで周囲の反応を楽しんでいるかのようです。ロバーツ監督の高飛車な態度に拍車がかかってきました」(前出記者)
強すぎればアンチが誕生するのは自然の摂理。Xでも荒れた投稿が多い。
《左投げ先発もう一枚欲しいのかもだけど、やり過ぎだって》
《いたらそりゃ強いよ でもいらないだよ、過剰だよ》
《ドジャース行ったらさらにアンチが増えますね》
「ド軍1強」はしばらく続きそうだが、同時に“アンチ”も増え続けるだろう。
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