
6月7日、バレーボール・ネーションズリーグ女子のカナダ代表戦でサーブを打つ、日本代表キャプテンの石川真佑(写真・アフロ)
五輪、世界選手権と並んで「バレーボール世界三大大会」のひとつと呼ばれるのがネーションズリーグだ。男女ともに世界ランク上位の18カ国が参加し、別名『世界最強決定戦』とも呼ばれている。
まず、予選ラウンドで18チームが3週に分かれて各12試合をおこない、上位8チーム(開催国含む)が決勝トーナメントに進む方式。固定の「プール組み合わせ」ではなく、週ごとに対戦カードが編成されている。
上位8チームに入れば、その後はトーナメント方式で『世界最強』を決めるわけだ。
女子は6月3日に始まり、決勝が7月26日。男子は1週間後の6月10日開幕で8月2日決勝と、ともに2カ月近くの長丁場となる。
男子に先駆けておこなわれた女子の第1週、カナダラウンドで日本代表は、開幕4連勝と好スタートを切っている。
「世界ランク4位の日本は、開幕から13位のフランス、16位のウクライナ、10位のドイツ、そして12位のカナダと対戦。すべてランク的には下位のチームでしたが、完勝といえる試合は1試合もなく、苦戦もありました。
ただ、そうしたなかでもコアメンバー(チームの中心となる主力選手)だけでなく、これまで控えだった選手や新たに加わった選手も試すことができており、実りある予選ラウンドの4連勝でした」(スポーツライター)
スタートダッシュを決めた女子日本代表だが、プレー以外でも話題を提供してくれているようだ。
「第3戦のドイツ戦でスタメン出場を果たし、日本代表デビューを飾った山口真季は、その切れ味鋭いスパイクだけでなく、赤く染めた髪でも注目を集めています。代表デビューは27歳と遅咲きながら、髪の毛では早くも目立ちはじめています。
また、いまやキャプテンの石川真佑(まゆ)と並んで人気実力ともに2トップとなったのが佐藤淑乃(よしの)。前回の世界選手権では茶の強い金髪でしたが、今回は金色が強め。しかも黒とのメッシュ気味でもあり、より目立っています。
その2人と並んで日本が誇るポイントゲッターが、和田由紀子。石川と同じ身長174cmと、世界的に見れば小柄ながらも、ブロックの外、間を打ち抜くスパイクのうまさは世界トップクラスであることは間違いありません。その彼女がもうひとつ、注目を集めているのが左肩。従来のベージュ色のテーピングが巻かれていますが、黒い線が入っていて、見る角度によればタトゥーのように見えるんです。前回の世界選手権では、北窓絢音(あやね)の右肩のテーピングにも、タトゥーに見える絵があったんですが、じつはこれ、荒木彩花が描いた荒木自身の似顔絵。日本代表では“タトゥー風”テーピングが流行っているようです」(同前)
こうした、思わず笑ってしまいそうなできごとは歓迎でも、大会ではありがたくないことも目立っている。それは、チャレンジシステムによるものだ。
「多くのスポーツで、判定に不服があった選手や監督が申告して使用されるのがチャレンジシステムですが、バレーボール界も導入しています。2013年ごろから各国のリーグ戦などで使われるようになり、国際大会では2014年ころから本格導入されました。すでに10年以上、使ってきたものなんですが、今回は大不評なんです。
申告してから判定が出るまでの時間が、とにかく長い。システムの不調もあるようですが、時間が5分を超えることも。本来なら、選手たちは会場に映し出された映像を見て、一喜一憂するわけですが、映像がなかなか出てこないため、結局、手持ち無沙汰の選手たちに監督が指示を与えることになります。要するに、チャレンジシステムがタイムアウトになってしまうわけです。それが何回もあると、一試合のなかでもけっこうな長い時間が中断させられるわけですから、観客もブーイングを浴びせていました。とくにひどかったのが、6月7日のドイツ戦。中継したBS-TBSでも、解説者が『ほかのスポーツと比べても(判定が出るまでが)長いですね』と疑問を呈していました」(スポーツ紙記者)
いま、日本バレーボール界は、男女とも絶大な人気を誇っている。プレー以外のことで水が差されなければいいが。
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