
新庄剛志
6月13日、北海道のエスコンフィールドでおこなわれたセ・パ交流戦の日本ハム対中日戦。日本ハムが、同点の9回1死から水野達稀内野手がサヨナラ3号ソロを放ち、9連勝を果たした。
この時点で貯金は今季最多の7。交流戦は13勝3敗とし、2007年以来の優勝へ望みをつないだ。当然、試合後の新庄剛志監督はご機嫌。メディアのインタビューでは「アンビリバボー。連勝中のときってこういう勝ち方するんすね」と答えた。
指揮官として初のタイトルとなる交流戦優勝への望みをつないだことを聞かれると、「いや、そこじゃないんですよね」と笑みを浮かべた。「じつは『やる意味あるかな、交流戦』と思うぐらいパが強い。その先なんですよ。ただパが強い(笑)」と、いつにも増して饒舌だった。
「交流戦に入って、日ハムは絶好調で連勝も9まで伸びた。それでも、この試合の終了時点で、交流戦は首位からゲーム差は1しか縮まっていない。また、ペナントレースでも、これだけ勝っても4.5差の3位なんです。
それを新庄監督が知って『やる意味あるかな、交流戦』といった強烈な毒舌が思わず出てしまったのでしょう。なぜなら、パ・リーグの上位チームが強すぎて、交流戦もペナントレースも差が縮まらないからです。
かつて日本シリーズで近鉄のある投手がヒーローインタビューで『ロッテのほうが強い』と言って巨人の怒りを買い、その後、連敗して日本一を逃したことがありましたが、今回の新庄監督の言葉には、セ・リーグの6チームからは、いまのところ反発するような声は出ていません。
それくらいパ・リーグが強いから、誰も反発できないのでしょう」(スポーツ紙デスク)
交流戦は、6月16日におこなわれる首位・西武が阪神戦に引き分け以上となった場合、優勝が決まる。いずれにしても最後の1試合を残し、優勝の可能性があるのは西武、ソフトバンク、そして日ハムのパ・リーグの3チームとなっている。
「さらに、ここまでの成績を見ても、1位西武から5位オリックスまですべてがパ・リーグで占められていて(巨人が同率4位、楽天は12位)、対戦成績は63勝38敗4分と、パ・リーグが圧倒しています。2015年までの過去10大会の成績を見ても同様です。10大会中セ・リーグが勝ち越したのは2022年のただの1回だけです。
さらに、日本シリーズも2025年から2015年まで11大会でセ・リーグが優勝したのしたのは、2021年、2023年、2024年の3回しかありません。
交流戦でも日本シリーズでもパ・リーグが圧倒している。“新庄発言” に誰も噛みつかないのは、過去の成績が物語っているからです」(前出デスク)
評価を覆すには、セ・リーグの奮起を期待するしかないだろう。
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