
大谷翔平(写真・共同通信)
8月16日(日本時間17日)のドジャースタジアム。試合開始時間の13時10分(同5時10分)の気温は25℃、湿度54%で雲ひとつない快晴。絶好の観戦日和だった。
しかも、ド軍の先発はデトロイト・タイガースから移籍してきたばかりのタリク・スクーバルで、相手は同じナ・リーグ中地区で首位をひた走るミルウォーキー・ブリュワーズだ。ファン注目の一戦で、ドジャースタジアムは満員の観客で埋まるはずだった。ところがーー。
「現地時間の日曜昼からの試合でしたが、開始時は驚くほどにスタンドはガラガラだったんです。試合が進めば観客が入ってくるだろうと思っていましたが、中盤、そして終盤と進んでも、観客がほとんど増えなかったんです。いいカードで、スクーバルが投げているにもかかわらずです。ド軍だけに異様な光景でした」(現地記者)
MLBの場合は、全162試合中、ホームでおこなわれる試合は半分の81試合。この日の試合まで、ド軍のホーム平均来場者数は、全30球団のなかで唯一5万人を超えていた。2位のサンディエゴ・パドレスが4万1000人ほどということを考えれば、いかにド軍の人気が高いかがわかる。
「年間シートを含め、ド軍のホーム試合のチケットは売れています。でも、なぜか今季は空席が目立ちますね。
これは2つの原因があります。まず、試合中盤以降に空席が目立つケース。ド軍はベテラン選手が多いこともあり、6回あたりで大きく負けていると、フレディ・フリーマン一塁手らを引っ込めてしまうことが多々あります。今年は大谷翔平にも代打が告げられたケースがあります。これにファンが怒り、7回ごろに帰ってしまうんです。
もうひとつが、そうしたデーブ・ロバーツ監督の采配に嫌気がさし、年間チケットを持っていながらスタジアムに足を運ばないファンが増えているということ。
ご存じのとおり、ド軍はスター軍団です。大谷、フリーマン一塁手、ムーキー・ベッツ遊撃手のMVPトリオはもちろんのこと、サイ・ヤング賞を2度獲得した投手がスクーバルとブレイク・スネルと2投手もいる。こんなチーム、ほかにありません。
最初はスーパースターをたくさん見られるということで人気も高まっていたんですが、それは寄せ集め集団でもあるということ。レギュラーを見ても、生え抜きがアンディ・パヘズ外野手一人しかいないことに疑問を持ち始めたファンもいるようです。
しかも、今年の補強では3年総額6900万ドル(約103億5000万円)で契約した守護神のエドウィン・ディアスは2度負傷者リスト入り。4年2億4000万ドル(約380億円)で契約したカイル・タッカーは極度の不振とくれば、『もっと生え抜きの若手を育てろ!』といった声が出てくることも当然です。
育てるよりも “カネで補強する” というチーム方針に、“悪の帝国” と揶揄するファンも出始めています」(同)
この様子では、帝国の凋落も近いかーー。
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