
吉田正尚(写真・Imagn/ロイター/アフロ)
9月25日(日本時間26日)現在、MLBでポストシーズン(PS)進出を決めたのは、10チームとなっている。アメリカン・リーグ東地区では優勝のタンパベイ・レイズを筆頭に、ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックス。
中地区ではクリーブランド・ガーディアンズ、シカゴ・ホワイトソックス。
残る西地区優勝の1枠は、ヒューストン・アストロズとテキサス・レンジャーズの争いとなっている。
ナショナル・リーグでは、東地区優勝のアトランタ・ブレーブス、中地区優勝のミルウォーキー・ブルワーズ、西地区優勝のロサンゼルス・ドジャースがすでに進出を決め、ワイルドカードではサンディエゴ・パドレス、シカゴ・カブスが決定。最後の1枠をフィラデルフィア・フィリーズとアリゾナ・ダイヤモンドバックスが争う形となっている。
PS進出が決定したチームには、ドジャースの大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希を筆頭に、最大9選手が所属していて、MLB史上初となるワールドシリーズ(WS)で日本人対決が見られるかもしれない。
そうした期待が高まるなか、一人複雑な心境でPSを迎える選手がいる。レッドソックス所属の吉田正尚外野手だ。
「今季のレ軍の出だしは、最悪なものでした。開幕の3カードすべてで負け越し、4月後半には名将アレックス・コーラ監督を筆頭にコーチ陣が大量解任されてMLBを驚かせました。
でも、“荒療治” もなかなか好転せず、6月24日時点では32勝46敗の借金14。ア・リーグ東地区首位から15.5ゲーム差をつけられ、プレーオフ進出が厳しい状況に追い込まれました。
ところが、そこから52勝25敗と驚異的な巻き返しを見せたのです。吉田も、勝負強い打撃で奇跡のPS進出の足掛かりとなる活躍を見せました。
しかし、8月の中盤に左太もも裏の負傷でIL(負傷者リスト)入りすると、PS進出の決まったいまも復帰できずにいます。現在、メンバー入りは絶望的と地元では伝えられています」(現地記者)
だが、問題はそれだけにとどまらない。「PSのメンバー外ならまだいい」とスポーツライターは語る。
「吉田は今季、5年契約の4年めですが、契約内容が5年総額9000万ドル(約142億円)で年平均28億円と高額なんです。
1年めこそ140試合に出場し、打率.289、15本塁打72打点と期待どおりの活躍を見せましたが、2年め以降は成績が急降下。右肩の手術もあって守ることができず、出場するのはDHか代打しかなくなってしまった。しかも、レ軍は外野陣に好選手が多く、序列がどんどん下がっていった。そのため、ベンチに座る機会が増えたのです。
今後復帰したとしても、出場機会の確約はありません。チーム内には、『そうした選手に28億円も出すのか』といった議論が常にあるようです。すでに33歳ですからね。地元ボストンでは、復帰よりも『いつトレードに出されるのか』といった報道が多いのです」
高額年俸が足枷となっている様子だが、はたして再起できるのか。
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