
西村優菜(写真・アフロ)
9月27日(日本時間28日)、LPGAツアー「ウォルマートNW アーカンソー選手権」の最終日がおこなわれ、西村優菜がトータル21アンダーで、優勝を遂げた。
まさに、圧巻のプレーだった。初日、2日めともに「63」をマークし、最終日を5打リードの単独トップで迎えた。一度は猛追してきた岩井明愛に首位の座を明け渡すも、あわてず騒がずのプレーに終始。 この日も1イーグル、5バーディ、2ボギーの「66」をマークした。
終わってみれば、岩井に5打差の21アンダーで逃げ切り、完全優勝を果たした。西村はLPGAツアー4年めにして、初の栄冠に輝いた。
「西村はゴルフ好きの父親の影響で5歳から始めたそうですが、幼いころから小柄だったそうです。小学校に上がるころには大会に出場し、そのころのあだ名は、日本のアニメ『借りぐらしのアリエッティ』の主人公だった “小人” のアリエッティだったといいます。
その後、学年が上がっても身長は伸びなかったわけですが、ゴルフの腕はめきめきと上達。アマチュアとしても確かな実績を残し、2019年のプロテストに一発で合格しました。
アマチュア時代から活躍する安田祐香、古江彩佳、吉田優利らとは同じ2000年生まれで、“プラチナ世代” と呼ばれています」(ゴルフライター)
プロ入り後はメジャー1勝を含め、国内で6勝をあげた。また、プレーや成績のほか、社会への貢献、内面と外面の美しさなどが評価され、「2020-21 JLPGA 資生堂 ビューティー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。女子プロのなかでも「女子力が高い」と評されるほどのファッションセンスを誇っている。
満を持して、2022年には米国女子ツアーの予選会に参加してツアーカードを獲得した。LPGA参戦1年めの2023年からの2年間は、それぞれポイントランク48位、69位と翌年の通年出場権が得られる「カテゴリー1」入りを果たした。
ところが、2025年から最大の持ち味であるアイアンショットの正確性にブレが見え始め、成績が急降下。予選会に回ることとなった。
「成績の低下にはずいぶん悩んだと聞いています。彼女は身長が山下美夢有と同じ150cmでドライバーが飛ばない。そのため、セカンドなどアイアンショットの正確性に活路を見出していた。その武器が不調となってしまったわけですからね。プレースタイルを変えるかどうかまで悩んだようです。
でも、結局は『アイアンショットの正確性しかない』との結論に達し、再度磨き始めたといいます。結果、今回優勝したトーナメントでは、36ホール中、グリーンを外したのはわずか2ホールだけでした。しかも正確で、ことごとくバーディチャンスにつけました」(ゴルフライター)
西村は、今回の優勝で向こう2年間のシード権を獲得。年間ポイントランクでも前週時点の103位から36位に。一気に上位60人のみがプレーできるシーズン最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」(11月19~22日/フロリダ州)の出場も確実なものにした。
この調子であれば、まだまだ成績も伸びそうだ。
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