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【球速10kmアップの伝説】侍ジャパン投手コーチに“魔改造”倉野信次!千賀滉大を育てた凄腕

スポーツ 記事投稿日:2026.09.30 20:40 最終更新日:2026.09.30 20:40

【球速10kmアップの伝説】侍ジャパン投手コーチに“魔改造”倉野信次!千賀滉大を育てた凄腕

 

 

 9月29日、井口資仁監督率いる野球日本代表「侍ジャパン」のコーチングスタッフが、NPBエンタープライズより発表された。

 

「井口監督の“色”を感じさせる選出だと思いますね。田口壮ヘッドコーチ兼打撃コーチに続き、投手コーチには大塚晶文氏を抜擢。3人に共通しているのは、選手としてNPBだけでなく、MLBを経験していること。前回のWBCで世界と戦う難しさを痛感したので、“世界を知る”このトリオとなったのでしょう。

 

 もう一人注目されるのが倉野信次投手コーチですね。彼は井口監督の青学時代の同期であり、ダイエーにも同期入団しました。現役では先発、中継ぎとして活躍。引退後は渡米し、テキサス・レンジャーズのマイナーでのコーチを経験し、若手の育成には定評があります。彼もまた“世界を知る”一人なのです」(スポーツ紙ソフトバンク担当記者)

 

 倉野氏は現役引退後、2009年からソフトバンクの2軍コーチに就任するのだが、彼の名を一躍有名にしたのは、「倉野の教えを乞うと、球速が10km/h以上アップする」というエピソードだった。武田翔太や千賀滉大も倉野の教えを受け、球界を代表する投手に育っていった。

 

 そのことを受け、ソフトバンクファンからは彼の育成法は「魔改造」と呼ばれるようになったのだ。レ軍のコーチとして渡米する前の2022年、本誌は倉野氏に話を聞いていた。

 

「私の指導法は『魔改造』と呼ばれていますが、特別なことをやっているわけではなく、至ってシンプルです。速い球を投げるためには腕を強く振る必要がある。だからこそ、下半身、体幹を鍛えるわけです」

 

 では魔改造で伸びる選手とは?

 

「練習を真剣にこなすことは最低条件ですが、それ以外の与えられた課題を自分で考えて、身につけるためには何をすればいいか、行動に移せる選手です。これが第一の条件ですね。

 

 うまくなりたいとみんな思っているんですが、行動がともなわないんです。うまくなりたいと言いながら、遊びに行っちゃうとかね。そういう部分で千賀は優れていました。

 

 やれと言われたことだけをこなしているような選手は、伸びないですね。そうじゃない人もたまに1軍で活躍するんですが、まず続かない。一瞬活躍するだけなんです、そういう人は」

 

 倉野氏は指導するにあたり、「伝える力」「長所を伸ばす」「成功体験」「アドバイスはシンプルに」「モチベーションを上げる」の5つを大事にしている。なかでも「伝える力」を最重要視しているという。

 

「指導力があっても、選手にうまく伝わらなければ、彼らは理解できないし伸びない。なので、僕は伝える力を磨くために勉強したり、講演をしたりしています。いろいろな方に会うことも、伝える力を勉強するためです。また、僕は滑舌が悪いので、直す教室にも通いました」

 

 渡米を控える倉野氏に、「もう少し魔改造したかった選手は?」と少々、意地悪な質問もぶつけた。すると「カーター・スチュワートと杉山一樹ですね」と即答。

 

「2人にはロマンがありますよね。どれだけスケールの大きな投手になるんだろうという。これって、誰もが持っているものではないですから」

 

 その後スチュワートはローテーション投手として活躍。杉山に至ってはここ2年連続で30セーブ以上を記録。球界を代表する守護神となった。

 

「これまで日本代表として集まる場合は、試合に向けた調整が主でした。でも倉野氏がコーチに就任したことで育成や練習の意味合いも大幅に増えた。若い投手を呼ぶことも多いでしょうから、有意義な時間になることは間違いありません」(スポーツ紙デスク)

 

 井口監督率いる「新生・侍ジャパン」は、11月12日から東京ドームで開催される「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ 2026」で始動する。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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