
値千金の同点ゴールを決めた石橋瀬凪(写真・共同通信)
連日、熱戦を繰り広げている「愛知・名古屋2026アジア大会」。9月30日には男子サッカー準決勝、日本対ウズベキスタン戦がおこなわれ、日本は1-1からの延長、PK戦の末、9-8で勝利した。
今大会の男子サッカーはU-23代表戦であり、オーバーエイジ枠(OA)は3人までの起用が可能。だが、日本、ウズベキスタンともに2028年のロサンゼルス五輪を念頭に入れ、OAは使わずU-21代表のみで出場している。ロサンゼルス五輪では必ずやライバル関係になるため、本番を想定した戦いには絶好の機会となった。
前半はウズベキスタンの素早いプレッシャーの前に劣勢となり、前半8分にはカウンターから今大会で初めて失点を喫することとなった。
「前半を通じて日本は、低調な戦いぶりとなってしまいました。たしかにウズベキスタンは、個々の選手の技術がしっかりしていて、プレッシャーをかけてもボールがなかなか奪えない。逆に日本のほうが、ウズベキスタンのプレッシャーに苦戦して、ボールを失う場面が多かったです。
とくに残念だったのが、攻めに転じた際に日本はサイドから崩そうとしたわけですが、一対一の場面でも縦に行かず、カットインしてからの攻めばかり選択したこと。これは、相手にとってみればワンパターンで怖くないし、何よりも“逃げ”に映ったのではないでしょうか。前半はほとんどノーチャンスでした。
ただ、日本のリズムが出なかった最大の原因は、北朝鮮戦からスターティングメンバー11人をすべて変えたこと。過密スケジュールのためターンオーバー制を敷いたのでしょうが、イレブン全員を替えるのは、いくら何でもやりすぎ。日本のリズムが生まれるはずもなく、この大岩剛監督の采配には、多くの批判が寄せられています」(サッカーライター)
しかし後半開始早々、大岩監督の采配が当たった。左サイドにMF横山夢樹を投入すると、彼は個人で仕かけるプレーをやり続け、左サイドを活性化させたのだ。
その後、多くのチャンスを生みながらシュートの精度を欠くという、U-21代表の悪癖が顔を出すが、後半43分にFW石橋瀬凪(せな)が値千金の同点ゴールをヘッドでたたき込んだ。
「延長に入ると、日本のワンサイドゲームでした。ただ、決定機を何度もつかむが、決められません。一方、ウズベキスタンに反撃する力は残されておらず、明らかに引き分けPK戦狙いでした。結果的に、ウズベキスタンの思惑通りのPK戦に突入するも、9-8で日本の勝利となりました」(同前)
苦戦の末の勝利だったが、試合後に話題となったのが、先発総入れ替えの大岩采配だった。Xでは
《日本代表の監督なんでもターンオーバーすればカッコいいと思ってらっしゃる? それくらい安直》
《ウズベク戦で先発11人総入れ替えの大失敗。案の定前半崩壊すると、後半慌てて次々に主力をスクランブル投入する大岩監督の姿が滑稽》
といった辛辣な意見が並ぶ。また、日本代表監督を引き継ぐことに関しても
《個人的には、今の代表を任せられる監督なのか、疑問があります。疑問というか、不安かもしれません。》
《大岩監督の采配… A代表の監督に就任するのは大いに不安しかない 決定力不足だった悪夢の代表に戻りそう》
と、不安視する声が多い。試合後、大岩監督はスタメン総入れ替えに関して「自信を持って選んだ。とくに意図はありますけれども、ここでは控えさせていただきたいなと。決勝もありますので」と、詳細は明らかにしなかった。
決勝はU-23代表で臨み、OA枠3人に欧州組9人と“最強”韓国が相手となる。はたして采配は当たるのやら——。
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