
近藤美月(写真・共同通信)
9月30日、愛知・名古屋アジア大会の柔道競技が愛知国際アリーナでおこなわれ、女子48kg級に近藤美月が出場。カザフスタンのアビバ・アブジャキノワに横四方固めからの寝技で一本勝ちを収め、柔道日本勢のメダル第1号を金メダルで飾った。
近藤は、パリ五輪金メダリストで同階級の“絶対女王”と呼ばれた角田夏実の「後継者」と目されており、大舞台でもその実力を証明した。しかもこの日は、同じく柔道家である兄・隼斗も60kg級で出場し、金メダルを獲得するという快挙を達成。金メダルを手に笑顔を見せる近藤の姿は多くのファンの心をつかんだ。
「どんなに追い詰められても、決して勝負をあきらめない強さをもつ近藤選手。その卓越した勝負強さの原点は、彼女の波乱万丈な高校時代にあります。
当時、彼女は持病が悪化したことで一時期は柔道から離れざるをえなくなり、競技への復帰すら危ぶまれる状態となりました。しかしそこから復帰を果たすと、2022年8月におこなわれた全国高校総体で、みごとに優勝を果たしました」(スポーツ紙記者)
試合で見せる圧倒的な強さとは裏腹に、畳を降りた近藤は21歳の等身大の女性だ。試合当日、TBSの特設サイトに公開された角田との対談インタビュー記事では、「大の甘い物好き」という素顔を見せている。
「とくに最近は、シナモンロールにハマっているそうです。また現代っ子らしく、食事管理はアプリを利用し、AIに相談しながら管理をしているといいます。また何より印象的なのは『柔道が好きだから競技を続ける』というシンプルな言葉です。昔の選手のような義務感や悲壮感はなく、すごく前向きでポップな印象です」(同前)
このまま自分らしい柔道を続けてほしいものだ。
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