
昨季首位打者のオリックス頓宮裕真(写真・共同通信)
10月5日、オリックス・バファローズが頓宮裕真捕手ほか、計6選手に来季の契約を結ばない旨を通知したと発表。2023年にリーグ首位打者を獲得している強打者の、まさかの戦力外通告に多くの野球ファンが驚きの声を上げた。
「現在29歳の頓宮選手は、強打の捕手、内野手として活躍していました。実家の隣には2歳年下で、現在ロサンゼルス・ドジャース所属の山本由伸選手が住んでおり、幼馴染として幼少期はキャッチボールをしていました。岡山理科大学附属高等学校から亜細亜大学に進学し、大学日本代表として活躍。2018年のNPBドラフト会議でオリックスから内野手として2位指名を受け、山本選手とチームメイトになりました。その後はチーム事情で三塁手にコンバートも捕手復帰、“打てるキャッチャー”として活躍し、打力重視で一塁も守るようになります。2023年は首位打者、2025年は13本塁打を放つなど活躍していました」(スポーツ紙記者)
今年の春季キャンプ、2月11日の紅白戦で本塁打を打ち、一塁を回ったところで膝に違和感を覚えてキャンプを離脱。翌週に右膝後十字靱帯損傷と診断された。
「このときはリハビリを進め、5月22日に二軍の練習試合で実戦復帰したんです。しかし、5月29日の試合出場後に悪化。5カ所以上の病院を回る診断の結果、7月に右膝関節内側半月板再建術、右膝関節高位脛骨骨切り術、右膝関節自家骨軟骨柱移植術を受けることになりました。約2カ月の入院後、リハビリを開始しており、最短で1年後の復帰を目指しています」(前出・記者)
球界では過去に同様のケガで復帰したものはいないという大手術だったが、頓宮は復帰を諦めていない。しかし、実戦復帰まで時間のかかる選手に登録枠を使うわけにはいかない。そこで一度自由契約とした上で育成枠での再契約を打診し、治療とリハビリへ専念させるロードマップを描いているようだ。
「SNSでは頓宮の負傷を知らない他球団ファンが獲得を熱望するポストを投稿しています。確かにルール上は自由契約になった時点で支配下登録での入団オファーをかけた場合、選手が合意すれば獲得はできます。しかし、オリックスがしっかり治療費を持っているわけで、頓宮もそれを反故にして他球団に移籍することはないでしょう」(前出・記者)
X上では
《流石に育成打診だろうけど支配下オファー出すとこあったら分からんぞ》
と獲得を諦めない声や、怪我人を育成契約する今のシステムに
《頓宮どっか支配下で奪い去れよ なめた育成契約に鉄槌や!》
《枠を空けるためだけの育成契約とか選手をなめてるだろ。育成制度の趣旨から外れてるってずっと問題になってるのに。頓宮クラスの実績なら1年くらい支配下のまま様子見てもいいじゃん》
などの批判もある。しかし、これで移籍したら大炎上必至。頓宮もそんな選択をするのは難しいはずだ。まずは育成契約でじっくりリハビリ、二軍で実戦復帰して目処がついたら支配下登録、本格復帰の道のりを辿ることになる。頓宮が京セラドーム大阪のグラウンドに立つとき、大歓声で包まれるのは間違いない。
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