
大注目のデミアン(写真・アフロ)
10月10日、東京競馬場でおこなわれるG㈽・サウジアラビアロイヤルカップ(芝1600m)に出走予定の、ある馬が注目を集めている。
このレースは、暮れの2歳GⅠや翌年のクラシック戦線へとつながる重賞で、歴代の勝ち馬にはグランアレグリアやダノンプレミアム、サリオスなどが名を連ね、“出世レース”として知られている。
今回の登録馬は12頭。そのなかで注目を集めているのがデミアン(牡2・斎藤誠きゅう舎)だ。
デミアンは6月13日、東京の芝1400mでおこなわれた新馬戦でデビュー。D・レーン騎手を背に中団でレースを進めると、直線で楽々と抜け出し快勝している。
この馬がなぜ注目かというと、その理由は「血統」にある。
「デミアンの父はフライトラインという、アメリカ競馬史上最強といわれる名馬です。3歳の4月にデビューすると2着に13馬身差以上をつけ圧勝。その後も後続に大差をつけるレースで連勝を重ねます。そして6戦めは、アメリカ競馬最高のBCクラシック。ここでも2着に8馬身差以上をつける圧勝でした。2着に6戦トータルで71馬身差をつけた、まさに怪物でした。6戦無敗で種牡馬入りし、その初年度産駒の1頭がデミアンなのです。デミアンの新馬戦勝利は、フライトライン産駒としての初勝利で、現地アメリカでも大きく報道されました」(競馬ライター)
怪物の子どもとして世界的な注目を集めるフライトライン産駒は、デミアンを含めこれまで5頭がJRAでデビューしている。
「5頭あわせて9戦し、3-5-0-1という驚異的な成績です。勝ち上がったのはデミアンとショウナンガレオンの2頭ですが、総じてレベルが高い。フライトラインはダートで活躍しましたが、産駒は芝でも高い能力を発揮しています。
ショウナンガレオンはデビュー戦を2歳コースレコードで完勝。2戦めのGⅢ・札幌2歳Sも2着に6馬身差をつける圧勝でした。現時点では来年のクラシックの最有力候補とされています。
となれば、同じフライトライン産駒のデミアンへの期待も高まるのも当然です」(同前)
9月25日には浦和競馬場でフライトライン産駒のロイヤルエンペラーが、デビュー戦で7馬身差の圧勝劇を演じて話題になっている。
「フライトラインはアメリカの種牡馬なので、日本で走る産駒は多くありません。現在日本で登録されているのは21頭です。しかし今後、少ない産駒が日本の大レースを次々と勝っていくかもしれません」(同前)
今後の日本競馬を占う意味でも、重要な一戦といえそうだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







