
戦力外通告となった、ヤクルトの田口麗斗(写真・共同通信)
プロ野球の戦力外通告が、9月末から始まった。球団首脳が容赦なくクビを伝えるなか、例年以上に厳しくなっているのが「トラブルメーカー」への風当たりだ。
ヤクルトは、2023年に抑えで33セーブをマークした田口麗斗投手と来季の契約を結ばないと発表した。田口は抑えで調子がいいときは本拠地の神宮球場で“勝利の舞”を披露するなど派手なパフォーマンスを好む傾向があった一方で、お騒がせな一面もあった。
「巨人からトレードで移籍した田口は主に抑えや中継ぎでプレー。成績を残していたので億を稼ぎ、今シーズンまで3年契約を結んでいました。ですが今年はケガもあって1軍登板は14試合止まり。8月半ばからは2軍で調整を続けていました。
球場で観戦していたファンや、SNSでユーザーとトラブルを起こすことがよくありました。それでも本人は態度を改めてこなかった。ヤクルトは生え抜き選手を大切にするファミリー球団として知られていますが、外様には厳しいのです。本人は憧れのメジャー挑戦をはじめ、韓国など海外でのプレーも視野に移籍先を探すそうです」(スポーツ紙デスク)
同じ“お騒がせ”でも、楽天から戦力外通告を受けた高卒3年目の日當直喜は、金銭トラブルが発覚した。プロ野球選手が金銭トラブルで騒がれるのは今に始まったことではないが、その代償は大きい。
「8月、未成年から金銭の借り入れをするメッセージがSNSに流出して大問題に。球団は事実関係の確認に追われ、8月下旬には本人が《金銭管理の甘さと、社会人としての自覚が欠けていたことによるもの》と、Instagramで謝罪文を掲出しました。当時はチームの低迷も相まって、若手に1軍で登板するチャンスが回ってきていましたが、半ば強制的に2軍へ降格。そのまま昇格できずにクビになりました。
コンプライアンスが厳しくなった今、社会人として模範になる言動をプロ野球選手も求められるようになりました。未成年からお金を借りるなどもってのほか。そんな危なっかしい選手は、素行調査の時点で外されてしまいます」(パ・リーグ球団関係者)
とびぬけた才能や実力だけで、もはやプロ野球選手は務められないのが令和の時代なのだ。
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