
ソフトバンクの近藤健介(写真・共同通信)
10月6日に今季レギュラーシーズンの全日程を終えたパ・リーグ。打撃各部門の各タイトルは以下のとおりとなった。
・首位打者 レイエス(日本ハム) .313
・本塁打王 栗原陵矢(ソフトバンク) 40本
・打点王 栗原陵矢(ソフトバンク) 118打点
・盗塁王 周東佑京(ソフトバンク) 30盗塁
・最高出塁率 近藤健介(ソフトバンク) .431
・最多安打 西川龍馬(オリックス)、西川史礁(ロッテ) 155安打
だが、ここには出てこない重要な指標がある。「OPS」だ。
「OPSとは『On-base Plus Slugging』で、出塁率(On-base)と長打率(Slugging)を足して計算されます。チームの得点にどれくらい貢献できているかを示す指標で、メジャーリーグではもっとも重要視される指標のひとつです。
その目安は、.700台=平均的レギュラー選手、.800台でチームの主軸クラス、.900台=一流の強打者、1.000超=最高峰のスーパースター、とされています」(スポーツライター)
例えば大谷翔平の場合、エンゼルス在籍時の2023年は1.066。ドジャース移籍後の2024年は1.036、2025年は1.014と、3年連続で1を超えていた。この3年はすべて、MVPを獲得している。
では今季のパ・リーグ、OPS上位は?
1位 近藤健介(ソフトバンク) .999
2位 レイエス(日本ハム) .946
3位 山口航輝(ロッテ) .931
4位 栗原陵矢(ソフトバンク) .922
5位 正木智也(ソフトバンク) .888
と、4人が「一流」の.900台となった。
「トップ5のうち3人がソフトバンク、しかも6位もソフトバンクの柳田悠岐(.828)ですから、とてつもない攻撃力です。
近藤はずっと1.000以上をキープしていましたが、最終戦で2打数無安打だったため、わずかに1.000を切ってしまいました。とはいえ、文句なしの成績です。特筆すべきは出塁率で、唯一の4割超え。出塁率2位がレイエスの.375なので、突出しています。ソフトバンク移籍後は4年連続で.900台となっており、まさに『超一流』の強打者です」(同前)
意外なのは、3位のロッテ山口だ。
「本塁打は栗原に2本差まで迫る38本。長打率.602は、レイエスの.571を上回りリーグトップでした。また本塁打率(本塁打1本を打つのにどれだけの打数を要したかを示す指標)は10.84。これは栗原の13.48、レイエスの14.88、近藤の15.2を大きく引き離すもので、驚異的なペースで本塁打を量産したことがわかります」(同前)
ちなみにセ・リーグでは、10月6日終了時点で、阪神の佐藤輝明がOPS 1.005となっている。阪神は7日と8日に試合があり、佐藤が大台をキープできるかに注目が集まりそうだ。
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