
逮捕されたエル・イホ・デ・フィッシュマン選手(画像・『Hijo De Fishman』のInstagram「@hijodefishman」より)
10月7日(日本時間8日)、メキシコや米国の複数メディアが、衝撃の“リング禍”を報道した。
「メキシコ・イダルゴ州ミネラル・デ・ラ・レフォルマで開催されたルチャ・リブレ(メキシカンスタイルのプロレス)興行のメインイベントで、エル・イホ・デ・フィッシュマン選手がレフェリーのエル・ブーホことヘラルド・ヘルマン・ピネダ氏にパイルドライバー(脳天杭打ち)を仕掛け、死亡させたというものです。SNSでは情報が錯綜しており、試合中の動画も拡散。動画では、フィッシュマン選手がピネダ氏にボディスラムをかける様子も映っていました。どうやら試合の流れのなかで、レフェリングに不満を持つフィッシュマン選手がレフェリーを襲う展開だったようです。また、パイルドライバーの瞬間に見える画像もありますが、これはAI生成であるという情報もあり、真偽は不明の状態です。ただ、レフェリーが亡くなったことは事実のようです」(スポーツ紙記者)
その後、試合はフィッシュマンの反則負けと判定され、試合後にパイルドライバーに至ったと推測されている。インディー大会だったため、会場には救急車や医療スタッフは常駐しておらず、通報を受けた救急隊員が駆けつけた時点で、ピネダ氏は死亡が確認された。フィッシュマンは数時間後に逮捕され、検察庁に拘留。過失致死罪で起訴される可能性があると報道されている。
「有罪となれば懲役5〜15年の刑ともされています。相手の頭と首を真下に突き下ろすパイルドライバーは、多くのプロレス団体で危険技と見なされており、75歳のレフェリーに仕掛ければ、危ないのは当たり前。レスラー同士のリング禍であれば過失致死罪の適用はほぼありませんが、相手がトレーニングをしていないレフェリーとなると、話は変わってくるでしょう」(同前)
フィッシュマンは36歳の2世レスラー。父の初代フィッシュマンは1970年代から90年代にかけて活躍したレジェンドルチャドールで、1981年3月に新日本プロレスに初来日。1983年6月12日にはメキシコシティでWWFジュニアヘビー級王座を初代タイガーマスクと3本勝負で争い、1本取った実績もある。
「1985年にも来日して、ザ・コブラと対戦、1991年にはW★INGの旗揚げシリーズに出場するなど、日本のプロレスファンにはおなじみの選手でした。息子のほうは2008年にデビューしており、すでにベテランです。基本的にルード(善玉)の選手なので、今回のような事故を起こすとは驚きです」(同前)
Xでは
《タイガーやコブラとも対戦したフィッシュマンの息子か…アングルだったのかは別として、レフェリーも危ない仕事だよなあ》
《パイルドライバー、今レスラー相手でも禁止されがちなのに検索したら亡くなったレフェリー75歳て…》
と、驚きの声を上げている人が多い。
「先に安全な角度でボディスラムもしているようなので、いわゆるヒールターン(悪役への転換)でレフェリーを襲ったとも思われますが、詳細は不明です。世界的に今後が注目されています」(前出・スポーツ紙記者)
前代未聞のリング禍となった今回の事件。またしばらくは“危険技”の議論が続くかもしれない。
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