
懲役16年が確定したソフトバンクホークス元選手
10月22日、横浜地裁は複数のわいせつ行為や暴行による不同意わいせつ致傷などの罪に問われていた元福岡ソフトバンクホークスの美嶋隼人被告(選手時代は堂上姓)に対して、懲役16年(求刑・懲役18年)の判決を言い渡した。
判決によると、2020年8月と2025年2~6月、横浜市内の路上などで面識のない10~20代女性10人に対し体を触る、暴行、性的暴行中にスマホで撮影するなどを含むわいせつ行為を繰り返した。
「公判では女性側が『にらんできた』『大声にイライラした』などと述べ、『何、ガンつけてんだ、殴られてえのか』などと脅して怖がらせ、そのまま性的暴行をするなど極めて悪質な振る舞いだったようです。美嶋被告は離婚した前妻に暴力を受けていたと主張、『女性からの敵意に対して、やられる前にやってやる』という意識だったと証言しましたが、あまりに理屈の通らない内容です。横浜地裁も『動機は身勝手な欲求によるものである』と指摘しています」(スポーツ紙記者)
美嶋被告は現在44歳。横浜市出身で、武相高校から横浜商科大学へ進み、捕手として活躍。第32回日米大学野球選手権大会に出場しプロからも注目を受けるが、指名はされなかった。この時点で素行が問題視されていたという情報もある。
「卒業後は社会人野球の名門、日産自動車へ入社しましたが、2005年に退社しています。その後、美嶋被告は独立リーグへ活路を求め、2006年4月に四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズに練習生として入団。打率.327、11本塁打で首位打者、本塁打王の二冠を獲得、翌年も活躍して2008年1月からオーストラリアのアマチュアリーグに派遣されます。さらにMLBのボストン・レッドソックスのスカウトに評価され、マイナー契約の交渉までいたりましたが、就労ビザが下りず、話は立ち消えに。再び香川に戻って活躍し、ついにソフトバンクからのドラフト指名にこぎつけました」(前出・記者)
2008年のドラフトで育成指名を受け、2009年のシーズン開幕前には支配下登録。野球の実力は確かだったのだが、入団4年めの2012年8月19日、福岡県で20代女性を脅し、わいせつ行為をおこなったとして同月23日に強制わいせつの疑いで逮捕された。翌日には球団が契約解除を発表。逮捕後に、7月23日に古賀市で17歳女性、7月30日に福岡市東区で19歳女性に同様のわいせつ行為をおこなっていたことが発覚した。2013年1月に懲役2年の実刑判決となり服役。出所後は地元の横浜に戻って個人事業主として清掃業を営んでいた。
「2025年6月12日、横浜市旭区にある自宅マンションの敷地内で逮捕。同年4月に起きた18歳の専門学校生に対する脅迫および不同意わいせつ容疑で捜査が進められていました。その後の捜査や逮捕後の供述などから、約4カ月の間に10代~20代の女性7人に対する不同意わいせつ行為におよんでいたほか、女性2人への脅迫や暴行なども判明。過去の事件を含む計10件の罪で起訴されました」(前出・記者)
かつては自身もドラフトで指名されてプロ野球の世界に飛び込んだ美嶋被告。その判決のニュースが、こともあろうにドラフト会議真っ最中に流れてしまった。
Xでは
《ドラフト中継に挟んだニュースに、堂上隼人懲役16年を突っ込むTBSは鬼か?》
《ニュースはある意味教訓》
《ドラフト特番の合間のニュースで、元ソフトバンク・堂上の話題。明暗というか、なんというか》
と話題になってしまった。
「美嶋被告はなんどもわいせつ事件を起こしているわけですから、まったく擁護の声はありませんね。実際、その身勝手すぎる犯行には同情の余地もありません。ソフトバンクは今年のドラフトでは育成15人を含む大量24人を指名していましたが、2度とこのようなことを起こさないためにも身辺調査をしっかりする必要があるでしょう」(前出・記者)
子供たちに夢を与える職業である以上、野球だけでなく人格も求められるのは当然のことだ。
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