ワールドシリーズ第3戦で勝利したミルウォーキー・ブルワーズ(写真・アフロ)
2026年シーズンを締めくくるワールドシリーズ(WS)は3戦めまでが終わり、ミルウォーキー・ブルワーズがタンパベイ・レイズに3連勝し、初制覇に王手をかけている。
「じつは、試合前の評判はあまり芳しくありませんでした。なぜなら、両チームの本拠地は地方の小都市にあり、人口も多くないため、お客さんの入りや視聴率を心配する声が多かったのです。要するに、ロサンゼルスやニューヨークのような大都市の対決ではないのです。そのため、『地味なチーム同士の戦い』とも呼ばれていました。
ところが、いざふたを開けてみると、この3戦の評判は真逆で『素晴らしい戦い』と絶賛されています。
両チームは、ロサンゼルス・ドジャースのように長距離打者が何人もそろっているわけではありません。だからこそ“スモールベースボール”に勝機を見出し、見ていておもしろい野球を見せてくれます。ド軍のように、個人の能力に頼った野球を見慣れている人たちには違和感があるかもしれませんが、1点を取るために足やバント、エンドランなどの小技を使う緻密な野球は、日本のファンにはおなじみで、見ごたえがあると感じる方も多いでしょう。
今季の両チームはそれぞれア・リーグ、ナ・リーグで最高勝利数をあげているだけに、文字どおり、世界一を決めるに相応しいカードとなっています」(現地記者)
2試合めまでは1点差の勝負で、しかも9回表でレ軍に逆転のチャンスがあっただけに、最後までハラハラドキドキの試合展開となっている。
Xでも前評判とは裏腹に
《ワールドシリーズも日本シリーズも第三者の野球好きからしたら、たまらんおもしろさです》
《ブルワーズの逆転劇もレイズの継投もほんとにおもしろい まだまだ見たいから第7戦までもつれ込んでほしいなー》
と絶賛する声が多数寄せられている。
そしてもうひとつ、話題となっているのが、バックネット裏の広告。1、2戦を通じて看板が出ていたのは「バイトル」「お〜いお茶」「セイコー」「KONAMI」「JAL」など、日本を代表する企業ばかりだ。ただし、これにはちょっとした“からくり”があるようだ。
「たしかに日本の放送を見ていると、プレイボールからゲームセットまで、バックネット裏の広告はほとんどが日本企業で占められていました。しかし、これは日本の放送に向けてのことなんです。
バックネット裏で広告が映し出されているあのスペースは、球場では『グリーンバック』と呼ばれる、緑色のスクリーンになっています。グリーンバックとは、映像や写真の背景を合成するための緑色のスクリーンを指し、そこにCGの広告を合成したうえで、映像として日本に配信されているようです。
ですから、現地ではいっさい、あの広告は見ることができません。だからこそ、日本語表記の広告でも平気で出されているわけです」(スポーツ紙記者)
ただし、あの場所の広告料は、シーズン中でも1イニング1000万円から3000万円するといわれているので、WSとなればそれ以上。決して安い料金ではないことはたしかだ。
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