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「もうダメなのかなって」阪神・高橋遥人が沢村賞を初受賞…育成落ちと度重なる手術から這い上がった“不屈の16勝”

スポーツ 記事投稿日:2026.10.27 19:20 最終更新日:2026.10.27 19:26

「もうダメなのかなって」阪神・高橋遥人が沢村賞を初受賞…育成落ちと度重なる手術から這い上がった“不屈の16勝”

阪神タイガースの高橋遥人(写真・共同通信)

 

 10月26日、今年のプロ野球で最も活躍した先発投手を表彰する「沢村栄治賞」の選考委員会が東京都内で開かれ、阪神タイガースの高橋遥人が初受賞することが発表された。

 

 今季は開幕から好調を維持し、23試合に登板して自己最多となる16勝を挙げた。さらにリーグで最も多い5回完投を記録するなど優れた成績を残したことから、満場一致での選出となった。10月8日には、16勝、勝率.842で「最多勝」と「最高勝率」のタイトル2つを獲得している。

 

 Xには

 

《圧巻の成績!ずっと見てきたいちファンとして感慨深いし涙が出そうなくらい嬉しい》

 

《沢村賞受賞きたー!!!ずっと怪我さえなければ活躍すると言われていただけに…!》

 

 など賞賛の声が見受けられた。

 

 プロ野球界における投手最高峰の栄誉を掴み取った高橋。しかし、これまでの道のりは決して順風満帆ではなかった。

 

 2017年のドラフト2位で入団した高橋は、1年めからチームのエース候補としての活躍を見せた。しかし、肩や肘などの怪我に見舞われ、2022年4月に左肘の内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)に踏み切った。さらに、2023年には左肩などにメスを入れた。一時は球団から支配下登録を解除され、育成選手として再出発を余儀なくされた。世間では限界説まで囁かれた。

 

「手術が相次ぎ、試合に出られない長期間のリハビリは精神的にも相当苦しかったはずです。肩や肘の周りの細かい筋肉を一つずつ鍛え直す地味な筋力トレーニングや、痛みを再発させないための全身を使った新しい投球フォームなどに取り組み、自分の体と向き合いました。今シーズンは直球と鋭いカーブを武器に勝ち星を重ね、チームを支える中心投手として存在感を放っています」(スポーツ紙記者)

 

 今回の受賞にあたり、高橋は球団を通じ「もうダメなのかなって思う時は何度もありました。その度にみんなに支えられて投げることができ、この賞もみんなに助けられながら取れた賞。本当に周りの人に感謝しかありません」とコメントした。

 

「逆境を乗り越え、再び一軍のマウンドに戻ってきた高橋投手は、どんなに苦しい時期でも諦めずに、毎日支えてくれたトレーナーや裏方スタッフへの感謝の言葉を欠かしませんでした。そうした周囲の後押しと本人の誠実な努力が選考で高く評価され、投手としての最高の栄誉につながったはずです」(同前)

 

 周りへの感謝を胸にこれからもタイガース、そして日本のエースとして投げ続けていくことだろう。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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