
菅野智之(写真・アフロ)
米スポーツ専門メディア「スポーツ・イラストレイテッド」が10月26日、「ビッグ5フランチャイズ139チームのランキング」と題する記事を掲載した。
ビッグ5とは、アメフトのNFL、アイスホッケーのNHL、バスケットボールのNBA、女子バスケのWNBA、そして野球のMLBを指している。10月の最終月曜日は、この5リーグすべてが試合をおこなう、1年で唯一の日なのだという。この日を祝って「ちょっとおバカなことをする」「スポーツについて語り、くだらないリストを作る」との精神で、5つのリーグの全139チームをランク付けしたというわけだ。多分にユーモア精神が盛り込まれたランキングのようだが、その中身は?
全体の最下位、139位にランク付けされてしまったのは、MLBのコロラド・ロッキーズだった。評価コメントでは「ひどいチームだ(4年連続で100敗以上)。しかも不可解なことに、本拠地よりもロードでより多くの本塁打を打っている。何でこんなことが起きるんだ? 良い兆候なのか? 頭が痛くなる」と酷評している。
「MLBで4年連続100敗を記録したのは5チームめ。1962~65年のメッツ以来、61年ぶりです。昨季まで同じく3年連続100敗していたホワイトソックスが、今季はポストシーズンに進出したのとは対照的です。今季は菅野智之が加入し、チーム最多の12勝(12敗)と奮起しましたが、チームは浮上できませんでした。資金力は弱く、大物FA選手の加入も望み薄で、来季以降も苦戦は必至でしょう」(スポーツライター)
MLBでロッキーズの次に低ランクなのが、135位のロサンゼルス・エンゼルス。「どういうわけか、この大失敗作がMLB史上最高額の40億ドルで売り出されている」と、皮肉を交えてディスっている。12年連続でポストシーズン進出を逃し、MLBではワーストの記録となっている現状では、仕方ないだろう。
その逆に、全体の1位に評価されたのが、ミルウォーキー・ブルワーズ。「スポーツ界で最高の調味料がミルウォーキーの秘伝のスタジアムソースだ。クリーブランドのスタジアムマスタードと合わせれば、人生で最高のソーセージ体験ができるはずだ。そして選手たちは初のワールドシリーズ制覇に突き進んでいる。彼らこそトップにふさわしい」と、ユーモアを交えながら称えている。
「決して豊富とはいえない資金力でスーパースターもいませんが、頭を使うスマートな野球で球団初の世界一にあと一歩まで来ています。日本的にいえば“判官贔屓”で、アメリカでも同様に“アンダードッグ・エフェクト”という、不利な立場の人を応援する心理、文化があります。一種の“アメリカン・ドリーム”ともいえます」(同前)
そのブルワーズとワールドシリーズで対戦しているタンパベイ・レイズは3位にランクイン。ロサンゼルス・ドジャースは15位で、MLBでは3位となっている。
トップ10には、NFLからカンザスシティ・チーフス(2位)、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(9位)、NBAからオクラホマシティ・サンダー(3位)、サンアントニオ・スパーズ(5位)、フィラデルフィア・76ers(10位)がランクイン。
「NFLやNBAからは、古豪もしくは複数回優勝をしたトップチームがランクインとなりました。10位の76ersは1983年以降、数十年優勝から遠ざかっていますが、今季はなんと言っても“NBAの顔”レブロン・ジェームスが移籍していますから。その注目度も凄まじいものでしょうね。2026年のスポーツ長者番付では、アメリカでトップの約219億円でしたから。その影響力も桁違いです」(同前)
最悪のチームという“汚名”を返上できるといいのだが……。
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