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稀勢の里 休業記録更新「160万円の秘密兵器」も効果なしスポーツ 2018.07.07

稀勢の里 休業記録更新「160万円の秘密兵器」も効果なし

 

 大関・高安と“ガチンコ稽古”を終え、「精神的にもいい稽古ができた。手応えを持って(東京に)帰りたい」と、満足げに語ったのは稀勢の里(31)。6月15日から、徳島文理大でおこなわれた田子ノ浦部屋合宿の初日での発言だ。

 

 しかし、師匠の田子ノ浦親方(42)は、「体は動いていた。100%じゃないけど。体を慣れさせないと。番数も増やしていければいい。自信をつけないと」と、どこか歯切れが悪い。

 

 

「田子ノ浦親方は番数を増やしたいと言っていたが、稀勢の里は相変わらず出稽古に消極的。稽古はいつも高安とばかりで、数が上がってこない。まだ相撲勘も戻っていないと見え、しきりに首を傾げる場面があった。力強い左のおっつけもあまり見られず、完治しているか疑問」(担当記者)

 

 それを物語るような光景をキャッチしたのは、合宿初日の15日。稀勢の里は、午前11時前に体育館2階でおこなっていた稽古を終えると、1階に移動。付け人に手伝ってもらい、“電気治療” を始めたのだ。

 

 このとき使っていたのが、伊藤超短波株式会社が製造する「コンビネーション刺激装置EU-910」なるもの。球界では前田健太、上原浩治などの選手が使用。柔道日本代表やラグビーのサンウルブズなども導入しているというこの機器、お値段はなんと1台で159万8400円(税込み)。

 

「捻挫や打撲、肉離れ、ヘルニアといった疾患部に超音波と強めの電気刺激を同時に加えることで、筋肉の可動域が広がり、痛みなどを緩和。疲労回復にも効果があります。手技より強力な振動により、治療期間の短縮が見込まれます。多くのスポーツ選手たちが大会直前に駆け込みで、この治療を受けに来ます」(整骨院とくしげ・徳重義雄院長)

 

 超音波治療を経験した人によると、「ピリピリと痛みが走って、体の内部で筋肉が温められる感じがある」という。

 

 3日間と短期間の合宿だったが、高安と連日三番稽古を敢行。計26勝6敗と大きく勝ち越し、復調をうかがわせた。だが、結局は8場所連続休場となり、ワースト記録を更新してしまった。

 

 いま本当に痛んでいるのは、患部の左胸か、胸の内か――。

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