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一軍再昇格「清宮幸太郎」2軍成績ではゴジラ松井を上回る
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.07.12 08:00 最終更新日:2018.07.12 15:16
7月9日に再昇格した日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎(19)。残念ながら、球宴こと「マイナビオールスターゲーム2018」には出場できないが、7月12日に青森県弘前市でおこなわれる「フレッシュオールスターゲーム」には出場する予定だ。
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キャンプ中の故障、病気で開幕一軍こそ逃したものの、5月1日に一軍昇格を果たした清宮。そのときは「ゴジラ松井と同日一軍昇格」、5月2日に高卒新人で初打席初安打を達成したときには、「ゴジラ松井超え」と騒がれた。
高校新記録の通算111本塁打という鳴り物入りでプロ球界にやってきた清宮にとって、平成屈指のスラッガー・松井秀喜(44)と比較されるのは毎度のこと。
だが、7月9日時点の清宮の一軍成績は打率.176、1本塁打と少し期待外れ感が否めない。松井は高校通算本塁打が60本と清宮の半数ほどだが、ルーキーイヤーを終えたときの一軍成績は打率.223、11本塁打だった。
清宮はゴジラ松井よりも、大成できないのか……。
だが、2人の成績を二軍でのものに注目すると、少し印象が変わってくる。
いまから25年前、1993年にルーキーだった松井も開幕は二軍スタート。5月1日に一軍デビューを果たしたものの、成績は振るわず7月9日に二軍降格。
奇しくも清宮が青森県でフレッシュオールスターに臨む7月12日と同時期の7月10日から、松井も二軍戦の東北遠征に出ていた。
1993年の「フレッシュオールスター」は7月19日に開催。そこまでの松井氏の二軍成績は打率.279、6本塁打。一方、清宮は7月9日時点で打率は.226ながら、本塁打は15本。なんと大幅に松井を上回っている。ここは、二軍戦で大活躍中の清宮に後半戦への期待を膨らませたいところ。
だが、こんな見方をする人も。
「二軍でここまで打って一軍でパッとしないのは、かつて慶大から鳴り物入りで巨人に入団したが大成せず、『二軍の帝王』と言われた大森剛選手を彷彿させます。
清宮は二軍に降格された最初の試合から2本塁打を放った。ですが、松井の場合は一軍で苦戦しているときは二軍でも苦戦していて、二軍降格後の初戦は2三振。調子の波は上でも下でも一緒だった」(スポーツ紙記者)
フロックか大器か――それだけで周囲が放っておかないのはスターの証拠だ。